◇アドリブファンタジー台本「お気楽ふぁんたじあ」◇原作:アドリブ声劇リプレイ 台本作成:亞猫 ナレ:性別不問。場面展開など度々登場します。 カイ:男性(16)。あんまり深く考えてない     だらだらとやる気のない勇者です。 ラトゥー:女性(5)。かなり天然の伝説のお絵かき魔王使い。 武蔵:男性(25)かっこいい武道家。この中で1,2を争うしっかりもの。     魔王:男性(年齢不詳)。かなりの気弱で魔王の自覚まったくなし。    部下おもいは優しいお父さん?って感じ。 悪魔:女性(年齢不詳)。この物語の中で一番、進行のことを考えて    四苦八苦している魔王の部下。 使い魔:性別不問。悪魔が召還した魔物。かぶりも可。 ドロの魔人:セリフはうめきだけ。ナレさんとかぶりでどうぞ。 ナレ&ドロの魔人♂or♀: カイ♂: ラトゥー♀: 武蔵♂: 魔王♂: 使い魔♂or♀: ◇アドリブファンタジー台本「お気楽ふぁんたじあ」◇ ナレ:この物語はアドリブ劇をもとに作られたドタバタファンタジーです。    ここはどこにでもある、どこにもない森。    魔王を倒すために旅にでた勇者と魔法使いは、この森を彷徨っていました。 カイ:はぁ〜。村を旅立って三日、本当にこの森を行けば魔王の城につけるのかぁ?なぁラトゥー? ラトゥー:えっ??何がぁ〜? カイ:本当にこの森であってんのかって聞いてんだよ!。 ラトゥー:んー、しらな〜い♪ カイ:はぁ?『しらな〜い』って!!     ラトゥー、お前がこっちだって言ったんだろ〜!! ラトゥー:そうだっけ〜? カイ:まったく、いい加減なこと言うなよな〜 ラトゥー:ねぇねぇ、、でも!でも!いいにおいするよぉ〜 カイ:おっ・・・そう言われてみればするような・・・・    村を出て三日なんも食べてないしな。とりあえず行ってみるか。 ラトゥー:やった〜♪ カイ:ところでラトゥーって魔法使いなんだよな、どんな魔法使うんだ? ラトゥー:ん?お絵かきだよぉ〜♪ カイ:お絵かき!?    どんな魔法だよ!!聞いた事ね〜ぞ・・    黒魔法とか、白魔法じゃなくて!?、おえかき!? ラトゥー:そうだよ〜お絵かきだよ〜♪ カイ:何だよそれ!? ラトゥー:地面にお絵かきしてね、それを物体化するの〜♪ カイ:そんな魔法あるのか? ラトゥー:ウソじゃないもん、あるんだもん!! カイ:そっか・・・まっいいかっ・・・。 カイ:おお・・・あそこに小屋があるぞ。誰かいるかな〜?     すみませ〜ん。誰かいませんかー? ラトゥー:誰もいないの〜? カイ:誰もいないのかなー? ラトゥー:誰か〜。 カイ:いないよう・・・だ?? 武蔵:はい どうなさいました? カイ:あっすいません。森に迷ってしまって困っていたんです。    少し休ませてもらえませんか? 武蔵:ええ、いいですよ。     で・・・・あなた方は・・・     その格好から見ると勇者様と・・・ カイ:はい。 武蔵:そちらは、魔法使いさん・・・・って所ですかね? ラトゥー:はい!! 武蔵:私はこの家に暮らす武蔵と申します。 カイ:あっ私はカイと申します ラトゥー:私、ラトゥー♪ 武蔵:あなた方は、魔王を倒しに村から? カイ:はい、そうなんですが・・・道に迷ってしまいまして・・・     魔王をご存知で!? 武蔵:ええまぁ・・・私も何回か戦った事がありますからね、 カイ:では魔王の城のありかもご存知なのですね!?    案内していただけませんか? 武蔵:ええ・・・いいですよ。 カイ:ちなみに魔王がいる所はココからどのくらいの所でしょう・・・ 武蔵:そうですねーちょっとかかりますねー     私の足で30分くらいですが・・ カイ:武蔵さんの足で・・・ってことは・・・・・・    俺たちの脚だったら、まだかかるだろうな。 武蔵:まっ・・・お疲れのようですし     今日はここで休んでいかれるといい。     明日にでも私がご案内いたしましょう。 カイ:それはありがたい。 武蔵:立ち話もなんなんで     中へどうぞ。お入りください。 カイ:あっ、どうも。 ラトゥー:お邪魔しま〜す♪ 武蔵:どうぞ どうぞ ラトゥー:いいにお〜い 武蔵:キノコの鍋です。     このくらいのモノしか用意できませんがどうぞ カイ:いや〜きのこだけでこんなに奥深い味がでるなんて、たいしたものです。 武蔵:ここに生活してから、食べられるキノコは、     大体見分けられるようになりましたからね。 ラトゥー:おっ・・・お兄ちゃんはここに住んで・・・どれくらいなの? 武蔵:かれこれ3年になりますか・・・・。 ラトゥー:そっか〜・・・・・。 武蔵:はい3年も一人で修行していますから料理も洗濯も片付けも     きのこの見分け方も一通り出来るようになりましたよ・・・・     お恥ずかしい事に・・・ カイ:いえいえ 素晴らしいことですよ ラトゥー:いいことだよ〜スープもおいしいし。 カイ:まったく、ラトゥーったら。 武蔵:あっはっはっはっ、本当にかわいいお嬢さんだ。 カイ:ホントこれだけの腕があれば店も開けますよ。 武蔵:はっはっはっはっ、おだてすぎですよ。調子に乗っちゃいますよ。 カイ:大丈夫です調子に乗ってもいいくらいの腕は持ってます! 武蔵:ははは・・・ 武蔵:ところで、ラトゥーさんは何の魔法を使えるのかな? ラトゥー:え?お絵かき〜♪ 武蔵:お絵かき!?お絵かきってなんですか? カイ:でしょ〜。俺もそう聞いたんですよ。 武蔵:あ。でも聞いたことがある。     その力の持ち主はまれに現れる     すごい力の持ち主だと・・・ カイ:すごいね〜?コレがすごいのか〜? ラトゥー:ほむ?   ナレ:その頃 森の深くにある魔王の城では。 悪魔:怪しいやつがこの森に侵入してきた模様でございます。 魔王:そうか・・・ 悪魔:様子をみてきましょう。 魔王:別にいいよぅ。 悪魔:え!?はぁ、しかし・・・    どんな奴が来たのか偵察に行かないと・・・・ 魔王:えぇー、別に行かなくても・・こわいしさぁ。のんびりいこうよ。 悪魔:へ!?しかし・・・・・ 魔王:ど、どうせ、ココに来たら分かるしさぁ。 悪魔:そ、そりゃ〜そうですが・・・それでは、私の仕事が・・・ 魔王:あっ、そうなの?でも・・・行ったら危ないし・・・    一人で行かせるわけには・・・。 悪魔:いえ、そんな(汗)。魔王様のお心づかいも嬉しいですが・・・    私は魔王様の為に命を投げ出す所存であります!! 魔王:ええ!!駄目だよ!命は大事にしなさい。    そんなこと言っちゃ駄目だよぅ。 悪魔:ま、ま、魔王様!しかしぃ〜、え〜い仕方ない    使い魔を出そう!!いでよ、使い魔よ! 使い魔:悪魔さま、およびでしょうか? 魔王:だから、いいって言ってるのにぃ・・・。 悪魔:森に何者かが侵入したようだ。偵察にいってきてくれ! 使い魔:はっ!! 魔王:あ〜あ、いっちゃった・・・ ナレ:食事を終えた勇者たちは団欒の時間を楽しんでいた。 カイ:はぁ、おっ、すいません。お風呂までお借りしちゃって。 ラトゥー:スープもおいしかったよ〜 カイ:ああ〜そうだな。お風呂に飯まで・・・ありがとうございます。 武蔵:いいえ〜いいんですよ カイ:ラトゥー、お前何やってるんだ。 ラトゥー:え?お絵かきだよぉ〜 カイ:お絵かき? 何書いてんだ? ラトゥー:色々だよ〜 カイ:色々ってなんだよ! 武蔵:まぁまぁ。ほっほぅ上手ですね。 ラトゥー:えへへ カイ:おいっ!! ラトゥー:へ? カイ:何か外にいるぞ!! ラトゥー:え? 武蔵:ん? カイ:今なんか光った!! ラトゥー:え?どこどこっ! 武蔵:あっ、静かに。あのしげみの奥に・・・。 カイ:どうするか・・・・? 武蔵:ココからじゃよく見えませんね・・・ カイ:あぁ・・・。 ラトゥー:大丈夫!! カイ:おっ!魔法か、何出すんだ? ラトゥー:カキカキ カキカキ オモチャの兵隊さ〜ん!!! 武蔵:描いた絵が実体化した!? カイ:おっ!おい!!どんな敵かもわからないのに    そんなんで大丈夫なのか!?どうやって戦うんだ? 武蔵:とっ、とりあえず扉を開けましょう。 カイ:あぁ、しげみに進んでいく・・・    と・・・とりあえず様子を見るか・・・ 武蔵:何かしげみの中にいたみたいですね・・・ カイ:・・あんなんで大丈夫なのか・・・? 武蔵:あっ・・逃げていきますよ。 カイ:とりあえず撃退は成功だな。 ラトゥー:アッ!!ニゲル〜まて〜!! カイ:おっ・・おい ラトゥー:逃げちゃうよ!!いいの?追いかけないの? カイ:あぁ、そうだな追いかけるか!! ラトゥー:うん! カイ:あっ!ちょっと待て!!準備してくる。風呂上りだから(汗)!! ラトゥー:え・・・うん・・・ 使い魔:怪しい魔法を使うガキに男がふたりか・・・     ほっといても大丈夫だと報告しなければ・・・。 ラトゥー:もう、まだ〜ぁ?      おそいね〜。 武蔵:そうですね〜・・・ ラトゥー:ねぇ武蔵さん? 武蔵:はい? ラトゥー:上に何も着ないの?? 武蔵:え? ラトゥー:寒くないの?夜だよ? 武蔵:あっそうですね〜服着てきた方がいいですかねぇ? ラトゥー:うん。いいよ。風邪ひくよ〜 武蔵:そうですね。じゃあちょっと着てきます。     少し待っててくださいね。 ラトゥー:は〜い♪ 武蔵:出来ました。お待たせしました。。。。 ラトゥー:ホントだよ〜(半泣き)カイはまだ〜!!? カイ:ごめん、準備できたぞ!! ラトゥー:おっ!!おそ〜い!!      もうとっくの昔に使い魔さんは行っちゃったよ〜!!     どうするの〜!?(泣きながら怒る) カイ:そうだな、じゃあ・・・武蔵さん案内お願いします。 武蔵:あ。はい カイ:行くぞ、ラトゥー!! ラトゥー:えっ・・・え? カイ:行くぞ、早くしろ。 ラトゥー:え・・・まっ・・・あ!! カイ:お前何してんだ。早く来いよ、おいてくぞ! ラトゥー:え?まっってぇ、いま行く〜 ナレ:使い魔は城にもどり魔王に状況を報告した。 悪魔:おっ!!もどってきたな。 魔王:おかえり〜。 悪魔:どうだ様子は? 使い魔:気にする事ありませんよ。弱々です。 悪魔:そうか・・・・ならいいのだが。    とてつもない魔力を感じる・・・・。 魔王:そうなのぅ?気にしすぎだよぉ〜。 悪魔:もう一度 しっかりと偵察に・・・。 魔王:えっ、もういいじゃない〜。 悪魔:いや!しかし・・・。これは・・・とてつもない魔力だ・・・    やはり心配です。どんな奴なのか・・・この目で・・・・    行ってまいります!! 魔王:え・・あっ・・え・・・あぁ・・・ ナレ:勇者一行は武蔵の先導で魔王の城に向かっていた。 カイ:今どの辺ですか? 武蔵:そうですねー・・・・もう少しですよ。頑張ってください。 カイ:もう少しって・・・。 武蔵:あの山の頂上にお城が見えるでしょう。あそこですから。 カイ:頂上?うっわぁ〜まだあんなにあるのか・・・。    おいラトゥー、大丈夫か。 ラトゥー:うん!! カイ:おい・・お前ずいぶん楽(らく)そうだな・・・ ラトゥー:うん!飛んでるから。 カイ:あ!!だからか〜さっきからふわふわ・・・おまえは・・・・↓    雨降り後で道はどろどろ歩きにくい、ついでにこの装備って言うのに・・・・ ラトゥー:きゃははは。 カイ:それにしても、さっきからお前、何書いてるんだ・・・? ラトゥー:え・・・・?ばれた? カイ:ばれるよ。お前なに書いてんだよ。 ラトゥー:魔方陣だよ。 カイ:家からずっと書いてきたのか? ラトゥー:うん! カイ:また・・・なに出すつもりなんだ・・・ ラトゥー:え?ないしょ。 カイ:な・・・ないしょ。って・・・内緒にするほどのものか・・・     まあ期待しないでおこう。 ラトゥー:くすくす。いいもん。 武蔵:そろそろですね。気を張っていかないと。     ここから警備がきつくなってきますので気をつけてください。 カイ:はい。 悪魔:きさま等!!私が来たからには、     ここから先へ一歩も通しはしない。 カイ:おっ もう見つかっちゃった!? 悪魔:すごい魔力が満ち溢れている。隠れようとしても無駄だ。 カイ:っ・・・・そんな魔力誰から・・・・? 武蔵:魔力といえば・・・ラトゥーさんでは・・・ カイ:こいつにそんな力があるのか・・・? 武蔵:お絵かき魔法ですからね・・・・ありえる事ですが・・・ カイ:そうは見えん。 武蔵:はい ラトゥー:ええ!?そんなぁ〜ひどいよ〜〜〜。 悪魔:貴様は・・・・どこかで・・・・。 カイ:そんなことより戦わなくては。 武蔵:そうですね。 カイ:てや〜〜〜〜!!! 悪魔:・・・じゃまだ!! カイ:くっ・・・・あいつ飛びやがった・・・     ラトゥ〜!!何か出せ〜〜!! ラトゥー:カキカキ カイ:はやく!! 悪魔:はっはっは 何も出来まい。 カイ:くそ〜 武蔵:空を飛べるようなものとか、何かないですか!? ラトゥー:できた〜!えいっ、風船!! 武蔵:え? カイ:はい〜?そんなんでどうやって戦えって言うんだよ!! ラトゥー:とにかく、行っけ〜!! 武蔵:とりあえず風船につかまってください。 カイ:ああ、もう、つかまってはいるが    えい!!・・・トヤ〜!!    フワフワしててあたらねぇ、剣が上手く使えねぇ〜    ああ・・・・俺は何処に飛んでいくんだぁ? ラトゥー:大丈夫!!私が操るから!!戦って〜!! カイ:あ、ああ! ラトゥー:よこ〜いけ〜!!! カイ:お、おそい・・・(汗) 悪魔:何だそれは。遊んでいるのか?    おそい!遅いぞ!!    そんなので私が倒せると思っているのか!?    笑わせてくれる。 カイ:別に遊んでねぇ!! ラトゥー:ええええ〜〜。 悪魔:あ。思い出したぞ、この世で唯一お絵かき魔法のできる    《伝説の魔導士》どこかに存在するとは聞いていたが・・・    貴様のことあったのか・・・しかし・・この程度か。    ははは、笑わせてくれる。次は私の番だな。    イデヨ、こうもりたちよ!! カイ:うわっ!何かこうもりがたくさん出てきたぞ・・・! 悪魔:あははははは!風船ならば割ってしまえばいいのさ!!。 ラトゥー:わ〜〜〜ばれた〜〜〜      おにいちゃ〜ん頑張って〜〜〜。 カイ:わ〜〜〜ばれた〜〜〜って知ってたのかよ!    あわわわ、よせ・・・。   悪魔:はははははははは カイ:う〜わ〜〜〜〜ぁ!! ラトゥー:おにいちゃんが飛んでいくぅ〜〜〜。 武蔵:私が!といや!! カイ:おっと・・・ありがとう【武道家】さん ラトゥー:【武道家】さんカッコいいよ〜!! 武蔵:そんな事より早く魔法を! ラトゥー:はい!!えっと・・えっと・・ 武蔵:何か!何かないですか?空を飛ぶものですよ!? ラトゥー:あ! そっか。       カキカキ できた〜!!えい!!かえるさ〜ん!!!      大きい大きいかえるさ〜ん。 カイ:うわ・・・でけ〜。でも、どうやって戦うんだ? ラトゥー:かえるさん!!食べちゃって〜!! 武蔵:こうもり。食べられましたね。 ラトゥー:よし!いけ〜〜!! 悪魔:くそー・・・私の可愛いしもべを・・・ならば!!    イデヨ!!大蛇よ!! ラトゥー:いや〜ん、カエルちゃんが食べられる〜・・      どうしようどうしよう・・・おにいちゃ〜ん。 カイ:次だ次!! ラトゥー:えーーとえーーと・・カキカキ えい!!鷹さん!! 悪魔:ははは、風使いの私に鳥をよこすとはな。、 ラトゥー:え? 悪魔:大鷹よ、我がしもべとなれ!! ラトゥー:ええええ!どうしよう どうしよう      鷹さん取られちゃったよ〜ぅ カイ:ここは魔女っこに任せて先を急ぎましょう。 武蔵:え・・・・いいんですか? カイ:いいんです、いいんです。行きましょう。    このままじゃいつ決着がつくか分かりません 武蔵:あ・・・そうですね・・・     ラトゥーさんも魔力はすごいものを持っているようですし。     大丈夫ですよね・・・行きましょう。 悪魔:まて!!そうはさせっるか!! ラトゥー:ちょ、まって!悪魔さん私と遊ぼうよぉ!! 悪魔:おまえと遊んでいる暇などない!! ラトゥー:そんな〜だめだよ〜私と遊んでよ〜。 悪魔:え〜い じゃまだ!!じゃまだ〜 どけ〜い!!     鷹よこいつを飛ばしてしまえ〜 ラトゥー:えええ? わあああああぁぁ!! 武蔵:急いでください。もう後ろから鷹と悪魔が追って来ますよ。 カイ:えええ?悪魔が追ってくるってことは・・・    ラトゥーはどうしたんだ?大丈夫なのか? 武蔵:大丈夫でしょう。仮にも世界で唯一お絵かき魔法を使う人なんですよ     それよりはやく!! カイ:そうですよね・・・はっしれぇ〜! ナレ:二人は大急ぎで城にたどりついた。 カイ:はぁはぁはぁ・・・やっと城に着いた・・・    扉を早く早く閉めろ閉めろ!!く〜〜〜重い・・・うっ 武蔵:私が! はっ!!・・・ 悪魔:まて〜 あぁっ扉がしまったぁ!! カイ:さすが【武道家】さんだ。ここまで走って来て息切れひとつしないとは・・ 武蔵:はっはっはっ。慣れてますからね。さあ、行きましょう ラトゥー:うえ〜〜〜ん、      おっ・・おにいちゃん達はおいてっちゃうし、ヒクッヒクッ      悪魔さんには飛ばされちゃったし・・・ぐず、ぐず・・・。      二人ともどこにいっちゃったのぅ?   ナレ:武蔵はやっと、魔王の玉座にたどりついた。 武蔵:魔王覚悟しろ!!! 魔王:ようやく来たな。待ちくたびれたぞ武蔵!! 武蔵:名前を覚えててもらえるなんて光栄だな。     今日こそは、決着つけてやる!!魔王一人では何も出来まい。 魔王:えっ、あっそうか・・・悪魔は いないのか・・・    だから行かなくていいって言ったのに〜・・・ 悪魔:はっはっはっはっ、そうはいかん!! カイ:うッ・・・きやがった 魔王:あ〜よかった〜悪魔ぁ〜 武蔵:扉を閉めたのに一体、何処から!? 悪魔:そんな気の抜けた声を出さないでください!    貴方様は魔王ですよ!? カイ:飛んできたのか? 魔王:悪魔ちゃん〜だってぇ〜悪魔がいないとぉ・・・ 悪魔:情けないこと言わないでください!!ほら!しっかりして!! 魔王:は、はい!!じゃあ。まず。話し合いで解決しようじゃないか。 悪魔:何を言ってるんですか!魔王様!!    そんな甘ったるい事言ってちゃ駄目です(泣) 魔王:私は平和主義者なのだ! 悪魔:・・・そんなの威張って言ってどうするんですか・・・。 魔王:だって、だって・・・どうしていいか・・・・・戦いたくないし〜    怪我でもしたら大変じゃないか〜・・・ 悪魔:そんな事言ってる場合ですか!! 魔王:わ〜 だって〜 悪魔:だってじゃない!私が行く!!覚悟しろ!!きさまら!! 武蔵:受けて立つ!何年も無駄に修行してきたわけではない!!     今回こそ・・・貴様に勝つ!! 悪魔:やれるものならやってみろ。 武蔵:はっ!! カイ:悪魔がここにいるってことは・・・ラトゥーはどうなったんだ?    ・・・心配になってきた・・・武蔵さん、ちょっと行ってきます。 武蔵:あ、はい、後は任せて!!くっ! 悪魔:貴様一人でどうにかできると思っているのか!!     ラトゥー:うっうっうわ〜〜ん      だんだん、暗くなってきたよぅ       私一人おいてっちゃうの〜〜〜〜(号泣) カイ:大丈夫かあいつ一人で泣いてるんじゃないか・・・ ナレ:カイがおいて行くと言ったきもするが・・・     気のせいだろうか・・・ 悪魔:つっ!!なかなかやるではないか 武蔵:それはどうも。この日の為に訓練してきたのでね!     そう簡単には殺られませんよ。 悪魔:はは、何を言う!!勝てるかな・・・私に! 武蔵:イヤッ!!やって見なくちゃわからないでしょう!     テャー!!!! ラトゥー:みんな・・・みんな・・・おいてっちゃって・・・       うわ〜〜〜ん       うっうっ・・・なんで・・・なんで〜〜〜〜      カイ:何処にいるんだ・・・    こんな森の中じゃ探しようがないよなぁ〜    何処にいるんだ・・・お〜い、ラトゥ〜。 ラトゥー:そうだ!イデヨ!ドロの魔人さ〜ん!!えい!! 泥の魔人:ぬぼ〜〜〜 ラトゥー:きゃははは。きゃははは。      いけ〜〜〜〜!!      私の事・・・・おいてっちゃう皆なんか・・・      まるごと壊しちゃって!! カイ:ななななな、なんだ?あのどろどろのでかい物体は・・・??    それに・・・あの上にのってるのは・・・ラトゥー?    え?なにやってんだアイツ・・・・?    おお〜〜〜〜〜い。 武蔵:うっ?!!なんだ?この揺れは?地震か? 悪魔:何かっ!ゆっ、揺れが近づいてくるようです!?! 魔王:うっうっ。おおお〜ゆれる〜〜〜すごいぞ!この揺れ。何だ? ラトゥー:きゃははは!!!!      壊れちゃえ〜☆☆      みんなみんな壊しちゃえ〜。 カイ:あいつ、逝ってる? ドロの魔人:ぬぼ〜〜〜、ぬぼ〜〜〜。 ラトゥー:きゃは、行け〜♪ドロの魔人さん♪      城ごと壊しちゃええ〜〜〜〜♪      あははははははは・・・ 武蔵:あっちゃぁ、こりゃ止まんないですね。 泥の魔人:うぉぉぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜 悪魔:あ。泥!?泥の魔人がうでをふりあげて!?    あぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! 魔王:あー僕の城がぁ〜〜!! 武蔵:どっ・・・泥が〜〜〜〜!! カイ:わ〜〜〜〜!!!! ラトゥー:やったぁ、みんなメチャクチャだぁ〜♪      ・・・あ。お兄ちゃんが流れてる。泥の魔人さん。      お兄ちゃん拾ってあげて〜♪ カイ:げふ〜・・・。 ナレ:と、いうわけで一人の伝説の魔法使いのお陰で    城は魔王とともに崩壊。世界に平和がこんな感じで訪れたのでした。                        ♪チャンチャン♪END ※台本作成にあたりご協力いただいたみなさんに感謝いたします。