アホウドリ日記

むううううううううびい 05年02月10日(木)
うちの学科に来てる留学生の子(残念ながら同性)が。
「アサドリさん、映画見に行きませんか」
ほほう、いいですな。で、何見に行きましょう。

「呪怨見たいです」

すいませんこの辺で勘弁してください。

京都議定書が発効されるとお化けが怖くなくなる 05年02月21日(月)
「大風が吹くと……」式の連想ゲームかと思いきや。
もっと単純なもんですよ。

京都議定書が発効されました。
温暖化防止のため、参加国に二酸化炭素の排出量削減を義務付ける、
というのが大雑把な内容です。
これを実行するためには、車に乗らない(排気ガスすごいですもんね)とか、
電気を使わない(火力発電で二酸化炭素出ますもんね)とか、
参加国の国民の様々な努力が求められるわけです。
産業界からは、「工業生産等に影響が出る」という反発もあるようです。

この京都議定書、日本も加盟しているわけなのですが
この削減義務を果たすためにどれだけの事をせねばならぬかと申しますと。
日本国民全員が一年のうち約60日間、
まったく電気も車も使わず、工場も止めてしまって
やっと達成。


無理。


庶民としては、やはり電気が心配なわけです。
電気のない生活。想像しましょう。想像できねえ。

で、ここに来てお化け。お化けなわけです。
何かと申しますと。

知ってのとおり日本はお化け大国。
古くは人魂から最近話題の呪怨まで。
あの、ぼおっと発光してるアレがわさわさいるわけです。

そう、発光。発光であります。
クリーンなエネルギーで自家発光してるわけであります。
灯りに飢えること必至の電気レス生活に、これを使わぬ手はありません。

というわけでプロジェクト発動。
まず、ご近所の心霊スポットで無駄光りしてるヤツをとっつかまえます。
ご自宅にタタリちゃんが出現してしまった人はそれでも結構です。
いや、それの方がいいかも知れませんね、逃げませんから。
で、それを机やテーブルの脇に立たせておけば、
小粋なスタンドライトの完成、というわけであります。
ラップ現象起こせるようなヤツならなおよろしい。
これ幸いとガンガン自家発電させましょう。

え? タタリが怖い、ですと?
心配御無用、こう言ってやりましょう。

「温暖化で人類滅亡の瀬戸際なんだッ!」

幽霊は人間脅かしてナンボです。人間がいなくなったら存在意義などないのです。
まさに一蓮托生、ここに麗しい共同関係が築かれるのです。
……何、それじゃ上下関係だ、ですと? 何をおっしゃる。
来たるべき節電生活。地球市民である以上、我々とて責任は負わねばなりません。
そのための第一歩を踏み出すのに、ためらう必要などありましょうか。いやない。
無駄な情けは身を滅ぼすのです。

「蛍雪の功」などもはや死後、いや死語。
時代は今や、お化けの光窓の雪。
この計画をもってすれば、地球温暖化ともお化け恐怖症ともおさらばです。

哭けい! 喚けい! 魑魅魍魎どもよ!!
俺たちには京都議定書が憑いている!!


……え、誤字?

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