アホウドリ日記

飛べねぇトリはアホウドリ 04年09月13日(月)
アホウドリ、実は帰国日程昨日でした。
それが何で未だに某国ネットカフェから打ってるかと申しますと。


出発予定時刻、6:50(夕方)。
で、4:00ごろ。
荷物まとめてやれやれと思ったその瞬間。

航空券が消滅していることが発覚。

死ぬかと思いました。
いやむしろ吐くかと思いました。リアルに。

探しました。スーツケースとダンボールひっくり返して探しました。
いやな汗。すげえ動悸。
悪夢のような20分後。
他の書類をチケットと一緒に保管していたことを思い出し。
その書類をリュックに入れたことを思い出し。
リュック開けました。

ありました。
その瞬間手が震えだしヒザが笑い意識が薄れました。リアルに。


で、出発二時間半前。
空港までの送りの車が到着。運転は大家さんの弟御でございます。
空港までは車で30分なので、いい時刻です。

が。

荷物が重い。しかも多い。
一緒に帰る先輩(同じ家に泊まってました)とあわせたら
車のトランクに入りきらないほど。
結局あーでもないこーでもないに30分。


で。

ようやく空港に到着したのが1時間30分前。
カウンターは長蛇の列でございます。
でも、これにくっついて行けばいいだけの話。
やれやれと胸をなでおろしたのもつかの間。

カウンターで荷物預けようとして、計量しました。
トランクとダンボール、二人で計4つなのですが。
3つを秤に上げたそのとき。

メーター(最大計測量100kg)振り切れました。
で、残りの1つもあわせた合計。
137kg。
オーバー重量、77kg。


係のおじさんの引きつった笑顔。
「なんでこんなに重たいんですか」との問いかけ。
です。二人で買いためた本です。

そこを何とか50kgまでに抑えてもらって、
いただいた重量オーバーの料金。
944USドル。

倒れるかと思いました。


でもとにかくそんなお金はないので。
話し合い(別名:すったもんだ)に突入。
クレジットカードを出して払ってもいいということだったのですが。
そこで取り出だしましたる私のカード。
限度額、3万円(学生用カードにつき)。

空気が重い。

長い沈黙の末、私のダンボール(37kg)を大家さん宅に置かせてもらうことにし、
急ぎ大家さん一家のところへ取って返しました。
大家さんの寛大なるOKを頂き、カウンターに戻ってみると。

先輩「あ、なんかね、今日の便、乗らないことになった」


アサドリ、きっかり0.5秒間意識不明に。



その後、大家さんの車に戻るまで
先輩からいろいろ経過説明があったのですが、
なにせ半分意識不明のアサドリなもので、耳に入っておりませんでした。

帰りの車中もそんな状態だったことは言うまでもなく。
大家さんの末の弟(4つ下)や大家さんの息子(12歳下)
大家さんの娘(18歳下)慰められまくるアホウドリ。
家に着いて先輩に聞いたところでは、今にも死にそうな顔してる(←現在進行形)そうで。


結局、チケットは日付を13日に変更しただけで、
余分なお金は払わずに済みました。
冷静になってみりゃ、荷物多すぎたってだけのことで。
余分な荷物を大家さん宅に置かせてもらって、再度出直しと相成りました。


教訓。
発つトリ荷物を残す。
慌てるトリは知能が少ない。

アホウドリ、東へ 04年09月21日(火)
とりあえずの第一声。
アホウドリ、帰国ー!

……だけでは味気ないので、帰国にまつわるお話など。


去る9月14日。
今度こそ無事に某国を飛び立ったアホウドリなのでありますが。
某国から日本までの直行便がないので、
一度隣国の空港を経由して参りました。
その経由地で。

お定まりの手荷物検査であります。
私もいつものとおり、リュックサックをX線検査機に通しました。
と。
おや、係のおねえさんが呼んでいるではありませんか。

お姉さん「あなたのリュックの中に刃物が」

…………ななななな何ですと!?

仰天しつつ、言われるままにリュックを開くと、
おねえさん、無造作にその中に手をつっこみ、取り出だしましたるは私の筆箱。

あ、ハサミとカッター出し忘れてた。

没収。



……何を申したいのかと申しますと。
手荷物から刃物抜くの忘れてた自分のうかつさもさることながら。

同じエックス線検査機使ってなぜそれを発見できんのだ、某国空港。
ここまできっちり刃物携帯のまま飛んできてしまったではないですか。

もし私がテロリストだったら。
否、もしテロリストが同便に乗ってたら。

……ヒイイイイ!! (←想像した)



何はともあれ、無事です。

若かりし頃 04年09月25日(土)
今を去ることン年前、小学校一年生時代。
伝記「キュリー婦人」を読んで感動したアサドリさんと父との会話。

トリ「父上、キュリー夫人とは偉大な方なのですね。ノーベル賞を二度も受賞されたのですから」
父「そうだとも。しかし我が子よ、世の中にはノーベル賞を三度受賞した偉人がいるのだよ」
トリ「えっ、どなたですか、そのお方とは?」
「トマト夫人」

大人は信用ならん
と悟った7歳の秋でございました。
ちなみに上の会話文、当時のまま一字一句たりとも変えてはおりません。

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