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復活一号真面目編 2004/04/09(金) 16:17 |
どうもアサドリです。 そろそろ死亡宣言出てそうですが元気です。 ええと。 今日の新聞より。 イラクで日本人が武装勢力の人質になったとか。 自分が危ないとこ(←日本の感覚で考えて)行ってる身なので、 とても他人事と思えず。 あれ、やっぱり心配なんですよね、身内は。 行く方は勝手に心の準備も覚悟もして勝手に行きますけど、 帰って来たときの周囲の顔見て初めて、心配かけたなとしみじみ気づくわけで。 でも行く方としては行きたいわけです。 生きがいとか主義主張とか、理由は千差万別にしろ、行かなきゃ始まらない。 で、その折り合いをどうつけるか。 こればっかりはケースバイケース。判例なんてありゃしません。 自分と周囲で判断するしかないんです。 そして、その判断には責任がついて回ります。 私の場合、うまいこと折り合いがついたから行けはしましたが、 無理して体調崩して、日本の先生や親からドクターストップかけられた、 というのが、今回の一時帰国の真相です。 何より体が大事ですし、これ以上周囲に心配もかけられませんから。 周囲は責任に従って私に「帰れ」といいました。 で、私も帰るのが私の責任だろうと考えたわけで。 さらに、不慮の事故、というのもあります。 この「不慮」っていうのがまた難しいところで、 何が起こるか予測できないから「不慮」って言うんですが、 危険防止のためにはやっぱりある程度予測しなきゃならない。 私も体調崩すぐらい予測しなきゃいけなかった。 イラクに行った人たちも、こうなることはある程度予測していたはずで。 でもやっぱり「行きたい」んですよね。 これが自分の道なので。 ええい、考えがまとまらない。 要するに、みんな自分ひとりで生きてるわけじゃないんです。 本人は「自分を見送る人たちのことを考える」義務があるし、 周囲も「サポートしたり、場合によっては全力で止めたりする」義務がある。 で、さらに今回の場合「イラクの人たちを助けに」行ったわけです。 そういう色々な立場とか情勢とか、考えて決めなきゃならない。 でも、そうやって決めた結果、必ずしもいい目が出るわけじゃない。 だから難しい。 ああ、まとまらない。 私は今回の件について、あの三人の方の行動をよいとも悪いとも言えません。 程度こそ違え、本質的に同じ立場である、ということもあり、 良し悪しをとやかく言うに足るだけの情報を持っていないこともあるからです。 とにかく同じ親不孝者として、 人質の皆さまの無事なご帰国を心よりお祈りいたします。 何ができるんだろう私は。 |
思い出し笑いのはずが 2004/04/13(火) 14:27 |
ええと、一身上の都合により、私の留学先の国名公開停止しまして、 日記も修正させていただきました。 ので、国名知ってる方は今後は内緒ってことで、なにとぞ。 ……期間限定公開ってことでダメでしょか。 本題。 去る昨年12月、私がまだそちらにいた時のこと。 現地の知人に隣国へと連れてっていただきました。 メンツ構成。 ・ねえさん1 ・同2(上の友人) ・同3(同上) ・『奴』(ねえさんその1の弟、兼通訳) ・アサドリ(おまけの日本人) 隣国内某高原観光都市にて一泊したときのこと。 夕方から夜にかけて市場などうろうろして、徒歩にて宿まで戻る際。 宿周辺でどうも人がざわざわしております。 ねえさん1:「何かしらねさっきから。あんた、ちょっと聞いてきなさいよ」 『奴』:「はいよ」 で、『奴』、そのまま近くの屋台のおばちゃんに話しかけます。 『奴』:「■○→☆?(←隣国語)」 おばちゃん:「*★、$●<×□」 『奴』:「◇∵! おーい、わかったぞ」 ねえさん1:「どうしたの?」 『奴』:「そこでタクシー運転手のノド切って金盗って逃げたのがいるってさ。ははは」 アサドリ:「ひょんげー!?」 ななななぜ笑う!? 笑い事かそれは!? 物盗りですよひとごろしですよ強盗殺人ですよ! ってかついさっきまでタクシー使ってたし僕ら…… ねえさん一同:「ふーん」 ふ、「ふーん」!? 「ふーん」とのたまいましたか姐さんがた!? 『奴』:「どうした、アサドリ? えいっ(私の首をかっ切る真似)」 ……ねえ、これ以上突っ込むのは無粋ですか? 日本って安全なんですね。 ということをつい先日思い出し、 ああこれでネタひとつできたよとか何とか思ってたら、 ネタテキストサイト大御所「侍魂」様の3月22日の日記後半にッ。 ちくしょう、先越された。 ……突っ込むのは無粋ですよ。 |
人を呪わば 2004/04/19(月) 14:26 |
近所の小学校の近く。 前提: ・起。 幅の広い道路で見通しもよく、車の通りもさほどありません。 ・承。 車のドライバーさん、バイクのライダーさん、かっとばします。 ・転。 おまわりさん、よくスピード違反取り締まりやります。 ・結。 取り締まりやってたあたりにある日突然、 「くたばれ○○署交通課(ネズミとり課)!」の落書きが出現。 発展: ・事実1 ネズミとり課=○○署交通課である。 2 ネズミとりはネズミを取る。 3 落書きの書き手は○○署交通課に引っかかった。 ・結論 書き手=ネズミである。 |
イラク邦人人質事件・覚書 2004/04/21(水) 18:59 |
イラク邦人人質事件無事解決、おめでとうございます。 無事に帰国された5人の皆様、お帰りなさい。 今回はネタなしで。 前回は、人質になった方々の行動について書いた(そしてまとまらなかった)ので、 今回は、この事件全体についての私の意見を。 本件に関して、前半はわりとドロッとした一人語りになります。 ウッとなる方、この回を読み飛ばしてくださっても構いません。 ただ、できるなら最後まで読んで、どうか一緒に考えてください。 いえ、誰を責めているわけでもなく、単に私が心細いだけです。 以下、本題。 まず、この事件に対する私の感情について。 率直に言います。 この事件の第一報を聞いたその瞬間、 私の胸をよぎったのは以下4つのごちゃまぜでした。 1.「うわっ、大丈夫か!?(心配)」 2.「まあ、覚悟の上だろうから……(冷静)」 3.「ああ、私と同じドジ踏んだのがいた(安堵)」 4.「やった、ザマーミロ!(狂喜)」 上記の後半部分に関して「なんだこの野郎」と思った方。 それは絶対的に正しいです。 それも含めて、なぜそう思ったのか。 まず大前提。 以前書いたとおり、私は某国留学中の身で、 本来なら今もその国にいるはずでした。 でも、そこで無理して体調崩してダウン、 無念の一時帰国とあいなりました。 要するに、自爆です。 で、上の1。 以前に書いたとおり、これは正直に心配でした。 だって怖いですもん、今のイラク。 今現在、連日のニュースで伝えられているとおり「戦時」にある国ですし、 昨年の暮れには日本人外交官殺害事件も発生していますから。 しかも最初は「火あぶり」という脅しが出ていました。 そんな刑とは無縁で生きてきた私には身の毛がよだつほど恐ろしかったのです。 そして、イラクほどではないにしろ日本より物騒な国に行った身として、 他人事とはとても思えず。 上の2。 これも以前に書いたとおりです。 だって、周囲にはある程度以上は仕方がないのです。 大体が上に書いたとおり、物騒な場所に行くわけですし、 どんなに気をつけたって不測の事態は起こりうるわけですから。 私もそう考えて「その国」に行ったので、これはそれなりにわかるつもりでいます。 問題はここからでしょう。 上の3。 書いてあるとおりです。 自分がポカやって、帰って来なきゃならなくなったもんだから 外国でポカやった人がいて、安心したんです。 正直に。 この野郎、と言われたら、うつむくしかありません。 上の4。 これが私の一番の問題である、と自覚してます。 3とほとんど根源は一緒ですが、違うところを述べるなら。 うらやましかったんです。あの3人の能力が。 危険をいとわず(無論それなりに対策はなさっていたでしょうが) 環境の悪いところに行って、人を助けようというその心が。 私にはそんなもの、ないです。 楽な方向に楽な方向に流れるクセがついてるんです。 だから嬉しかったんです。自分より立派な人が自分以上にコケたのが。 この野郎、と言われたら、やはりうつむくしかありません。 開き直りでなしに。 私は凡俗です。悟れません。弱いです。とてもとても弱いです。 苦々しくそう思います。 で、それを踏まえて、この事件に対する私の考えについて。 これはただ単に私のカンなのですが、 多分、上の1〜4を全部感じた人、相当に多いんじゃないでしょうか。 無論、濃淡はさまざまでしょう。 1を強く感じた人は署名活動や自衛隊反対運動に動き、 2を強く感じた人は「自己責任」を口にして自衛隊撤退論を退けようとし。 3、4を感じた人は、表立っては何もしませんが、 後ろめたい思いをかかえ、あるいはニンマリするかもしれません。 私は、どれがいい、どれが悪い、と言いたいわけじゃありません。 どれもそれぞれ長短があるな、と思うのです。 この件に関する署名活動、自衛隊反対運動について。 署名自体はいいことですけれど、 「3人の解放のために自衛隊撤退を求める」のは、どうか。 現実的に、無理だと思います。 派遣だけでものすごいお金と時間、人材、労力がかかっているわけで、 それをあっさり撤退はできないのではないか、と。 そして、その無理な条件を、仮に政府がのんでしまったら。 人質さえとれば日本政府は言うことを聞く、という論法が成り立つわけで、 私含めて、在外邦人の身が危なくなります。 (ただ、今回のイラク戦争では、政府の自衛隊派遣自体がアメリカの追随なわけで、 私にはどうにも納得がいかないものなのです。 だから、政府は自衛隊派遣の意味について真剣に検討すべきでは、と考えます。 ただし、人質事件と切り離して。) 自己責任論について。 これは繰り返して書いたとおり、ある意味では正しいし、必然です。 でも、それだけじゃあまりに身も蓋もない。 私は知らないから勝手にどうぞ、で終わってしまう危険があるのです。 やっぱり一人じゃ誰も生きて行けないわけで、 山ごもりでもしないかぎり、いやでも他の人とかかわる必要がでてくるので。 上の3、4について。 そう感じてしまうのはわかりますが、そんなもん感じちゃいけないだろうが、と、自戒を込めて。 なんでかは言わずもがな、ですが、 人の不幸で幸福になるなんてあまりに哀しい。それも、自分の実力が足りないせいで。 そして、それらを踏まえて。 どう思ってどう行動するか、は人それぞれですが、 やっぱりそれが一定限度、ボーダーを越えてはいけないのではないか、と思います。 この場合の「ボーダー」とは……定義は漠然として言葉にしようがないのですが、 道徳とか常識とか、そんなものを想像していただければ。 例えば、自衛隊撤退デモ。 人質と交換、という形での自衛隊撤退は、上に挙げたとおり事実上無理と考えられます。 例えば、人質の方々やご家族の皆さんにあてられたメッセージ。 励ましのみならず、誹謗中傷や批判も多かったと聞きます。 ・誹謗中傷、いやがらせ やってはいけない。理由はそれこそ、言わずもがな。 ・批判 自己責任論に関しては上に書いたので省くとして、 ご家族の方々の行動に対する批判も多かったそうです。 でも、自分の家族がそんな風に人質にとられて、ああならない人がいますか。 私だったらなります。死に物狂いになります。 それを考えたら、少なくともご家族の目に触れる形でそんな批判は出せないのでは。 私が言いたいのは、周囲はもっと冷静であるべきでは、ということです。 ご家族の方々が必死になるのはわかります。それは当然のことです。 でも、周囲までそれに乗って、あるいは反発して、 感情的に極端な行動に走っても、何の解決にもならない。 周りはもっと落ち着いて協力し、あるいはアドバイスを出し、 またはもっと落ち着いて検証・批評し(そしてその結果はTPOを見極めて発表し)、 とにかく最善の状況に収まるように努力する。 これが結論です。 で、私がどうだったかというと。 上のことをぐるぐると考えながら、結局は何もできませんでした。 この文章、今でこそこんな感じで整理され、 多少読みやすく(ついでにエラソウに)なっていますが、 この事件が起こってから今日までずっと、 上に書いてある順序があるいは前後し、あるいは打ち消され、極端になり、中庸になりと ほんとに何も考えられなくなるくらいぐちゃぐちゃになっていました。 それでもここに書いたわけ。 一つは、「今の私にしか書けない」考えだから。 自分が自爆一時帰国したちょうどその時に起こった、タイムリーで、しかも人事でない 言わば運命的な事件だったのです。 一つは、上の3、4を感じてしまったから。 要するに自分はその程度の人間だったのか、ということがありありと見えてしまったので、 同じことを繰り返さないためにも、これを目に見える形で整理して 今後の反省材料にしよう、と考えたのです。 なので、この文章は開き直りでなく、自戒です。 そして、私の個人的な意見です。 でも、「だから批判はしないでね」などとはいいません。 ネットという公共の場に乗せた時点で、この文章は半分私の手を離れてしまうからです。 何より、今問題になっているこの件に関して、もっと話し合いたいし、 個人的な(そしておそらく、偏った)文章だからこそ、他人の意見は必要だからです。 まだまだ書き足りない気がしますが、それらが整理されていないので、 ひとまず、ここで筆をおくことにします。 以上、長々とありがとうございました。 |
トリも歩けば 2004/04/24(土) 15:47 |
昨日トリ、学校内の校門付近を歩いておりました。 したら、足元に不審な物体。 見ると「サントリー・ウーロン茶」。 おお、ウーロン茶の小型ペットボトルですな。 しかし、何かおかしい。 その違和感の正体はすぐに明らかになりました。 薄い。 ペットボトルが。 どういう事かといいますと。 手にとって見るとそのペットボトル、ちょうどタテ半分に割れております。 そう。 まぎれもない、自動販売機の商品見本のアレであります。 よく見れば隅っこに、おお、ちゃんと「見本」の文字が。 しかし、どこから落ちてきたものやら。 付近の自販機を見ても、どこも満室。 多分、商品見本の交換の時に落ちたものと思われます。 とりあえず学生生協に訳を話し、手元に引き取ることにしました。 商品見本に関するレポート。 1.普通のペットボトルをタテ半分に割った形をしている。 つまり、これ二つあわせて一つ分。 2.材質は、お祭りの縁日で売ってるお面(○○レンジャー、とかの)と同じ。 つまり、これはサントリーウーロン茶ペットボトルのお面である。 3.真正面から見たら、本物そっくり。裏はお面と同じく、白。 てことは。 これを使って誰かを引っかけてうへへへへ。 作戦。 1.何気ない風を装って手近な知り合いに接近。 2.表面を見せる。 (BGM「ちゃららららら〜(オリーブの首飾り)」 3.次いで裏面を見せる。 (BGM「ちゃららららら〜らら〜(同・続き)」 ……だが世の習いとして、 こういう時に限って知り合いに会わないこと会わないこと。 |
報告など 2004/04/26(月) 14:51 |
アサドリ、5月6日に再出発します。 雪辱、雪辱。ゆるやかにがんばります。 で、置き土産と言ってはなんですが、 昨年度の分のアホウドリ日記のダウンロード版作りました。 ノーカットを目標にしておりますが、 ヤパいとこがところどころ削られております。 ZIP形式で保存されておりますので、 解答して この「アホウドリ日記」のオンライン版のPASTコーナーにおいてあります。 留学、というタイミングとも相まって、 回を追うごとにトーンダウンする仕様になっております。 ひとときの苦笑いをどうぞ。 |
日本国内 2004/04/28(水) 13:48 |
隣の部屋のテレビの音を聞くともなしに聞いておりましたらば。 NHKニュース。 「東京都世田谷区サマーワの……」 …………都内!? あわててもう一度聞き直しましたらば。 「……河原で大凧上げを……」 あ、多摩川ね。 時事に敏感なのか耳が悪いのか。 はたまたアナウンサーの発音のせいか。 ……人のせいにしてはいけない。 |