アホウドリ日記

とっさのひとこと 2003/10/07(火) 16:07
今日は言葉の話でもいたしましょう。
この国の言語の中の、単語をいくつか。

クラーイ 怖い、の意。暗いところで言うと効果抜群。
  この国で、日が落ちてから出歩いてはいけません。
  運が悪ければ武装強盗さんと鉢合わせです。マジで。

サイッコー 牛肉、の意。「サイッ」が肉、「コー」が牛。
  使用のコツは、レストランでメニュー見ながら
  店員さんに親指立てて軽やかに「最っ高!」。
  さすればめでたく牛肉にありつけます。明日はホームランだ。

メーダイマエ お母さんの親指、の意。
  「メーダイ」が親指、「マエ」がお母さん(母ちゃん)。
  明治大学に留学したこの国の人は、
  慣れない日本で道に迷って心細いときに
  懐かしいお母さんの手を思い出せばよろしいのです。
  「えー、次は明大前……」

蛇足。
この国には、とってもおいしい雑炊がありまして。
さっぱりした塩味のスープにインディカ米が山のよう。
これが我々のジャポニカ米ほどべたつかないお米なので、
この雑炊、非常に後味がさわやか。
このとってもデリシャスでグレイトな雑炊、名前はボボー。
……お粗末さまでした。

戦え 2003/10/14(火) 14:23
本日は私の部屋の同居人の話をいたしましょう。

うちわけ。

蚊。最低10匹常駐。
ゴキブリ。願わくば1匹。
アリ。無数。

その生命力、闘争心にかけてはいずれ劣らぬ豪の者ぞろいであります。


まずはエントリーナンバー1番、蚊。
キーワードは「凶悪」。
こいつらに関してはコメント多すぎて何から書いてよいやらわかりません。
上にも書いたように、絶対常時10匹は潜んでいて
まるで老練のスナイパーの如く、執拗に足元を狙ってきます。
しかも日本の蚊と違って、刺されると強烈にヂンヂン痛痒い。
ヂンヂンですよヂンヂン。想像つきます?
さらに彼らは、その俊敏なフットワークを活用し、空中を縦横無尽に逃げ回ります。
人間は二足歩行ですから、移動範囲は所詮、二次元。
彼らは空中というスペースを武器に、
われわれよりさらに一次元高次に存在し、戦いを挑んでくるのです。
しかもこのアタマ数、全てをかわしきる事は到底不可能。 叩いても叩いても、新たな相手が襲ってきます。
まさに最凶無比、鉄壁のチームワークを誇る飛行戦隊。
ああ、誰か蚊レーダー下さい。でなきゃせめて残りアタマ数教えて。
アサドリさんは最初の一週間で両足20個所は刺されてます。

しかし、必要は進歩の父といいます。言わないか。
おかげさまで、両手で叩き潰すのみならず、
飛んでるやつを片手でつかみ潰すという奥義を会得しかかっています。
さらに扇風機全開で吹き飛ばすとか、洗濯用のネットを両足にはいて蚊帳にするとか
高度な合わせ技も日々鋭意開発中。
さあかかってこい野郎ども。俺は逃げも隠れもせん。(いや、できない)


続いてエントリーナンバー2番、ゴキブリ。
キーワードは「忘れたころにやってくる」。
パターンこそ違え、こいつの凶悪ぶりは蚊に優るとも劣りません。
見た目のコワさはもはや言うに及ばず、
何の前触れもなく目の前の壁や薬の缶の中に出現したり、
トイレットペーパー引き出したら一緒に引き出されてきたり
と神出鬼没。
その存在、行動パターン、全てにおいて
われわれを恐怖のドン底に叩き落とす存在といっても過言ではありません。
さらに驚嘆すべきは、その恐ろしいまでの生命力。
ぶっ叩かれようが踏まれようが、そう簡単に往生こいてはくれません。
この「まだ動いてる」という恐怖感こそ、
われわれが彼らに抱く恐怖の根元であるような気がしてならない今日この頃。

さて、私の部屋でこないだ一匹つぶしたんですが、
その前に見たヤツと明らかにガラが違うんですよね。


最後にエントリーナンバー3番、アリ。
キーワードは「ちまちま」。
彼らは、その行動パターンにおいて、前の二者とは明確に区別する必要があります。
まず人畜無害。何といっても人畜無害。
一匹二匹、その辺ただ歩いてるだけです。ほんとにただいるだけ。
前者の猛攻に疲れきった私としては、
彼らがちまちまと餌を運んでるのなんか見てしまうともう、
うおお頑張ってるなあと感涙にむせび、エールを送りたい気分になるわけです。
たまに、なんか腕が痛いなーと思って見てみると
何を勘違いしてるのか、こいつがちまちまと噛みついてることもありますが、
普段、部屋の中で見かける数だってほんの数匹です。実にかわいいもんですよ。

でも、以前ベッドの上にパンを放置してたら
こいつらが100匹ぐらいベッドの上をはるばる遠征してたこともありました。
とはいえ、パンをどけてしばらく放っておくと
自動的にみんなでお家に帰ってくれます。いやあ、いい子たち。


おまけ。
エントリーナンバー4番、ヤモリ。
主に窓の当たりに出現して、部屋の中の蚊を食べてくれるありがたい存在。
・・・のはずなんですが、こいつら非常にシャイでして、
私が部屋に入ると窓枠の陰に逃げていってしまいます。
頼む。頼むよ。ご飯食べてってよ。取って食ったりしないから。
でも、窓枠から目と手だけ出してこっちをうかがってるのが
妙にかわいい今日この頃です。

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