まずPCの設定から。

プロパティ1 プロパティ2

TC Near Audio(今使っているAudioI/Fの制御ソフトウェア)を使ってPCの音を再生するために、このようにしてます。
録音のほうもTC Near Audioにしていますが、揃えなくても特に支障はなかったように記憶しています。
MIDIデバイスについては状況云々で変わりますが、今のところあまり使う機会がないので特にいじりません。

また、音声タブのほうをTC Near Audioに設定しなくても、特に問題は起きなかったように記憶していますが、
不定的な問題が起きないよう、画面のように設定しています。

次に機材の接続概念図を。

概念図1

変則的と思われる所はI/FからMixerへPCからの音を送っている所でしょうか。
FMEを使っていなかった頃から、ストリーミング配信の音声デバイスにTC Near Audioを使用すると、
I/Fの入力端子に入力された音のみしか配信に流れないという仕様だったため、
このようにしてPCからの音をMixerへ入れないと、PCからの音が入らなくなるのです。

また、I/FにはOutputへ流す音のバランスを決めることが可能で、
I/Fの入力端子から入力された音と、PCからの音とのバランスを変えることができます。
(恐らくだいたいのI/Fにはこういった機能があると思うのですが、念のため)
I/FのOutputからはPCからの音のみを出力したいため、この設定は100%PCからの音となるように設定しています。


ここまでの説明はDAWのエフェクト(私はCubaseで主にコンプとリバーブをかけています)を使わない時の接続ですが、
エフェクトを使いたい場合(私の場合はアコギを使うときが主でしょうか)には多少変化します。

PC上でエフェクトをかけたいわけですから、一度PCへドライ音を入れなければなりません。
そして返ってきたウェット音をI/FのOutputから出力しMixerへ入れ、再度I/Fに入力すればいいように思われるのですが・・・。
この方法ではミキサーはドライとウェット、どちらも混ぜて出力してしまうため上手くいきません。
そこでウェット音を切り離して、具体的には、

I/FのOutputから返ってきたウェット音を2-TrackInへ入れる。
       ↓
その音をCtrlR Outのみに送るように設定し、
       ↓
CtrlR OutからI/Fへ送る。

のようにすれば上手くいくのでは・・・と考えました。

・・・ですが、今私の持っているI/Fには余っている入力はもうありません。
既にドライ音を入れるために、Mono×2の入力を使い切ってしまっているためです。

そのため苦肉の策として、ドライ音の入力をMono一系統にし、空いたもう一つのMono一系統の入力に、
先ほど挙げたCtrlR Outからのウェット音を入力することにしました。
ここまでの接続の仕方は以下のようになります。

概念図2

しかしまたここで問題が。このつなぎ方で配信を行う場合、FMEをステレオのままにしていると、
右はウェットだけど左がドライ、なんてことが起きちゃいます。

FMEのステレオ入力はI/Fのそれぞれの入力端子に依存するらしく、(Input1がL、Input2がRという風に。どちらがどっちというのはよく確認していませんが)
TC Near AudioをFMEの音声デバイスに使う場合、前述のつなぎ方だとこのような問題が起きちゃうみたいなのです。

この問題は、FMEをモノラルにして、ウェット音のほうの入力のみをFMEに入れるようにすれば回避できますが、
もちろん2本のマイクを左右に振るなんてことはできなくなります。
他の入力の多いI/Fがあればもしかすれば・・・とは思いますが、今の私の環境ではこうせざるを得ないのかなぁと思います。

あぁ、やっぱり長くなっちゃった・・・。