「ゼルマ」さんが退室![9月13日12時6分]
ゼルマ>――…。(女の気配が遠ざかり、飯の匂いが一際強く立つ。腹の奥に空虚な熱を感じる。言葉は返さず、閉じる扉を一心に見詰めていた)[9月13日12時6分]
「ベルナール」さんが退室![9月13日12時3分]
ベルナール>(その言葉に、品の無い笑い声を被せた。牢獄の冷たい扉を押し開け、) ―――愛しているよ、ゼルマ=ドレヴェス。 (その奥へと、消えた)[9月13日12時3分]
ゼルマ>指を食い千切ってやるさ。(はっと吐息で笑い返す。重たく垂れた髪が揺れ) …成る程、飯を食わす恋人もいない、獣しか友達がいない人間にゃあ似合いの発想じゃないか。(明瞭な悪意を込めて告げる。顎をしゃくり、とっとと行け と促した)[9月13日11時58分]
ベルナール>(鎖が鈴の音のように響いた。眼差しは彼女の輪郭を焼き付けるかのように、その姿から暫く離さない。やがて鍵を持つと腰をあげ、軍人らしからぬ怠惰な姿勢で見下ろし)最後には抜け殻の完成ってわけさ。よくわかったな。私の指を忘れられないようにしてやる。(下賤な笑みを湛え、踵を返す。扉の前で浅く振り返り)おっと、飯を食わせ忘れたな。ま、犬みてえに顔近づけりゃあ、届くだろ?[9月13日11時53分]
ゼルマ>(舌先の這う感触が蛞蝓に似ている。露骨な嫌悪に顔を顰め) ――…ッ!(振り払われ、吊り下げられた肢体が揺れる。後頭部が壁へと打ち当たり、留具が砕け、ばらけた黒髪が俯けた顔を覆う) ……鮫みたいな女だね。その度に、あたしを一口ずつ喰らっていく気だろう。(黒いヴェールの合間から、暗く燃え立つ眼球が覗く)[9月13日11時48分]
ベルナール>(唇を押し付けたまま、喉が笑う形に幾度も震えた。隙間から覗く赤い舌先が、憎悪を煽るように指先を舐め、顔を離す)貴様がヘロディアの娘か? よせ、似合わん! (高らかに告げ、その手をも振り払う。牢獄の外で、牢番が自分の名を呼んだ。訪れた刻限に表情を一度だけ歪めたものの)また顔を見にきてやる。明日も。明後日も。その次も。貴様がアシュトリムに返されるその日まで。[9月13日11時42分]
ゼルマ>(丁寧に侮蔑の表情を作り上げ、眼球の動きで相手の所作を一瞥した。ぬるりと血で滑り、食い込せていた爪が外れる) ――…やってみな!その日を楽しみにしているさ! そして何よりも、落とされた貴様の首に向かって「恋焦がれていたよ」とでも言ってやる日を楽しみにしている!(表情は相手と同じ道筋を辿って、鏡に映したような悪意へ染まる。低くせせら笑う音が、狭い牢獄に響き渡り)[9月13日11時35分]
ベルナール>(依然として崩れぬその気高さに、崇拝染みたものが入り込まなかったといえば、嘘になるだろう。爪を食い込まれても尚離さない彼女の手に、指先に、そっと唇を押し付ける。自らの手からは、赤いものが筋となり、肌を這う)それならゼルマ、私がその指揮官は無能であったということを、本国に戻った貴様に報せてやる。――そいつの死をもってなァ! (顎を引いた上目で、悪意を笑みに変えた)[9月13日11時28分]
ゼルマ>どうかね。(淑やかに目を伏せたまま、薄い嘲笑を浮かべた。それから緩慢に瞼を持ち上げ) ――…あたしの部隊にゃあね、中隊長一匹失ったところで崩れ去るほど、やわな奴が入隊するのを認めた覚えはないよ。次の指揮官の目星は付けてある。 奴と奴等が、貴様と貴様等のはらわたを食い破る!(次第に声音の調子が上がり、相手とは別種の狂喜に辿り着く)[9月13日11時24分]
ベルナール>ゼルマ、君の言う通りだぜ……、(密やかに笑った。溢れる感情を抑えこんでいきながら、彼女の睫の影を、じっと見据え)海賊である私だから、許される行為だ。貴様はこれで前線に立つことが出来なくなる。貴様の中隊はただのお飾りと成り果てるだろう。(あるいはそれは、)士気は崩れる。(相手とは別種の、軍人染みた行為でも、あったのかもしれない。孕んだ苦渋を吐き捨て、息を落とす。嗜虐に煽られた狂喜を全面に押し出してはいたものの、恐らく、本心でもあったのだろう)[9月13日11時17分]
ゼルマ>あたしと貴様は、何処まで行っても交わらない、別種の生き物だ。……ああ、だが、そうだ、それで良いんだ。 (見開いた眼球に相手の表情が引き歪んで映り込む。手指の皮膚を伝う血の感触に、次第に目を細め) ――…餓鬼じゃあないんだ。叶わない夢を態と舌先に転がして、その苦さを確かめてみるふりはやめな。 貴様に悲劇は似合わん。(荒く息を吐き、瞼を伏せる。長い睫毛が束になり、青白い頬にくっきりと影を落とす)[9月13日11時13分]
ベルナール>貴様も昔から何一つ変わらん。軍そのものを背負った顔をして、その肺に別のものを取り込もうとはしない。ああ、だが、ゼルマ、そこがいいんだ。(罵倒を心地よく浴びながら、尚も陰惨に笑う。皮膚に鋭く埋まる爪は、次第に血を得るだろう。それでも手を離そうとしなかったから)許されることならば、貴様を浚い、大海原に出てみたかった……。(演技染みた、憧憬の声が告げる)[9月13日11時7分]
ゼルマ>ッハ、あんたは昔から何一つ変わらないね! いいかい、だが貴様が足を踏み入れたのは軍隊の世界で、貴様が対峙しているのはその世界での呼吸の仕方を叩き込まれた軍人だ。貴様は呼吸すら出来ず、何れ、食い殺される!(噛み付くような口許が、一息に捲くし立てた。軍靴の爪先が相手の靴に触れ、舌打ちし) ……海賊め。(皮膚の触れた箇所から這い上がる悪寒に、躊躇わず爪を立て)[9月13日11時0分]
ベルナール>その光景を想像しながら、貴様に焦がれながら、他の女を抱いてやるさ! (重い血液が相手の頬を這っていく度、背筋に震え染みたものが走る。吊りあがる笑みは、掠奪を繰り返す海の獣のものだ)アァッハッハ! 誰にものを言っている! この身に軍服を纏おうとも、私は生まれてから死ぬまで海賊だ!! (足先が、鍵を踏んだ。紳士の手付きでゼルマの指先を取り)……私が貴様をただで帰すとでも?[9月13日10時53分]
ゼルマ>―――……ベルナァーーール!! 貴様、そこまで軍人としての誇りが無かったとは見下げた奴だね!!(身を捩り、床に転がった鍵へと爪先を伸ばす。肉のように手首を吊るす鎖が、冷徹に軋み)[9月13日10時46分]
ゼルマ>光栄だね。――…これからは、あたしも毎夜そうするさ。楽しみで堪らない!(ひひひと引き笑う音を立て、壮絶に独眼を見開いた。包帯の下から粘質の血が滲み出し、落涙に似て顎へと伝う) 随分と運に見放されたと思っていたが、成る程、そいつは良い取引だ。全く嬉しいね。 …ああ?(ざっと背筋を不吉な予感が撫で上げる。切先に似たきつさで視線が尖り)[9月13日10時43分]
ベルナール>貴様はあの戦場で、二つのものを喪った! その目と、――その足を!! (残忍に告げる)[9月13日10時36分]
ベルナール>(相手の笑みが黒目に映りこんだ瞬間、全ての所作が止まった。青臭い衝動を抑えることで精一杯だった。引き攣るように口許が笑い、引いた指先を舐める。彼女の血の味だ)ふ、ふ。夢の中で何度も貴様を嬲り、何度も殺し、何度も愛してやった。(隠微な激情を潜ませ、顎を引いた)二十歳のうら若き中尉殿だ。将来性を考えたら、妥当な取引だよ。しかしゼルマ、ああ、残念だ! (そうして、狂喜に似た声が)[9月13日10時35分]
ゼルマ>(血の気の失せた顔の中で、相手の撫ぜた唇だけが、壮絶に赤く艶を帯びる。上弦の月に似た、鮮やかな笑みを刷き) ――…あたしの右目はずっと貴様だけを見続けているよ、貫かれたあの時から。貴様もそうだったのかい。(唾棄に似た口調で、明瞭に問う。変わる表情に眉を歪め) そいつは嬉しいね。――…。[9月13日10時29分]
ベルナール>(肩に置かれた片方の手が持ち上がり、その親指の腹が彼女の唇を辿った。鮮やかな血を、口紅のように、そっと柔らかな皮膚に広げ)貴様は旦那ではなく私を見続けていればいい。それでもう一つも、取り返せるってわけだ。(恍惚とした調子で続けたが、視線を交錯させながら、表情が事務的なものに変わる)パペットマミィ中尉がアシュトリムに捕らえられている。貴様は捕虜交換の条件として適任だ。――生きて帰れるぜ、よかったな。[9月13日10時22分]
ゼルマ>(苦々しく眉根が歪み、包帯の染みが僅かに広がった。離れ、荒く息を吐く唇が、噛み痕から血を滲ませる。ふつりと赤く珠が浮かび、膨れ上がり、唇の丸みに従って滑り落ちてゆく) ――…貴様が海賊やってた頃と同じに戻る訳かい。難儀なもんだ、糞。 ……。(舌先が唇の内側を辿る、僅かな沈黙がある。水気を増した瞳が見上げ) ……なんだい。[9月13日10時17分]
ベルナール>(それは口付けだとか、そういった優しいものではなく、純粋な暴力に近かった。噛み痕を彼女の唇に残し、顔を引いた。手だけは未だ、名残るようにその肩に置かれていたが)そうでなくちゃ、だめだ。次は貴様が、私を追う番だ。(睦言のように告げる。瞳が笑い)――朗報がひとつあるのさ、ゼルマ。[9月13日10時11分]
ゼルマ>だが、生憎とあたしは執念深くてね。貴様だけはこの手で縊り殺してやらないと気が済まないのさ。(表情の変化に、そのとき初めて戦慄した。暗い妄執を湛えた左の眼球が、揺らぎ) …見てな、一年後。いや、半年後、あたしは必ず戻って―――…。(影が被さる。衝撃に掠れた吐息を漏らした唇が、塞がれ、不恰好に呻く。困窮した視線が宙を彷徨い)[9月13日10時7分]
ベルナール>(獰猛な獣の咀嚼に似て、唇を相手のそれに)――― (硬質な床に落ちた鍵が、女の泣き声に似て、音を鳴らした)[9月13日10時3分]
ベルナール>恐ろしい女神様だ。(それは口ばかりの態度だった。彼女の唇が、自らの名を紡いだ瞬間、明瞭に笑みが浮かぶ。ただ単に、恋焦がれる青年の笑顔にも似ていた)っへえ、そいつは悪かったな! (嬉々として言った)だがすぐに、貴様も大陸送りになるだろうよ。残念なことだがな。(不意に、身を乗り出した。彼女の肩を、壁に強かに打ちつけるようにして)[9月13日10時2分]
ゼルマ>触れれば毒と呪いが回るよ。その度胸があるってかい。[9月13日9時57分]
ゼルマ>――…そいつは何ともご同慶の至りだ。 …あたしの身体に傷を付けた奴は、皆死ぬのさ。貴様とて、その呪いは選んで避けて通りはしないよ、ベルナール。(微笑む右目を嘲笑う左目が見詰め返し、眼球のない左目と右目が同様に見詰め合う。一瞬の沈黙のあと) あんたんとこのギーに持ってかれたはらわたが芳しくなくてね、後送さ。 ――…。[9月13日9時55分]
ベルナール>私が女だからといって、安心しているのか、貴様の身体は。[9月13日9時49分]
ベルナール>(ふふん、と、似たような笑みを被せた。無機質な牢獄に、女の笑い声が二つ響き)動物園は着実に入れ替わっているよ。覚えているか。貴様の身体を傷つけた、イルカちゃんさ。(鯱だったが、態とだ。親しみを篭めて、呼んだ) 死んだぜ。 (片目が優しく微笑んでいる。左目には何も巻かれず、傷跡のみが)………、旦那は大陸にいるのかい。(質問の回答にならない言葉を不意に)取返してないものがもう一つあるんだ。[9月13日9時49分]
ゼルマ>嬉しいこと言ってくれるじゃないか。(断言に再び、せせら笑う音を立てた。純白の包帯に滲む赤黒い色が、髑髏の眼窩に似ている) ……動物園め。あたしの口にゃあ、油が強すぎて合わなそうだ。(文脈を外れて飛び出した 蜥蜴 の単語に、大体の所を察して息を吐く。一度瞑目し) あたしの右目を奪って、手前の左目の喪失は取り返した筈だろう。その上あたしから何を奪う。[9月13日9時41分]
ベルナール>嫉妬する。(ただ一言、低く、明瞭に言った。狸にも、彼女の旦那にも。自らが奪った右目の光を、医者が按配を見る気配に似て眺め)蜥蜴の肉だったらあるぜ。(平淡な声だったが、その奥には、筆舌しがたい感情が蠢いている。死んだ部下が、おかしら、と笑う)士気が下がったかもしれんな。だが私は、軍人である前に、海賊なのさ。欲しいものは何でも奪おうとする。[9月13日9時35分]
ゼルマ>肉の落ちた肩が良いんだとさ。あと不倫。(はっと短く吐息を漏らし、相手の仕草を見下ろした。肌にこびり付いたまま乾いた血が、粉となって零れ) ――…何だい、飯で懐柔でもする気かい。だったら肉持ってきな肉。(不機嫌そうに唇を尖らせ、前髪を掬う指先の動きを目で追った) 尉官にしちゃあ、あるまじき行為だ。あたしの部下だったら軍法会議に掛ける前に銃殺してるね。[9月13日9時30分]
ベルナール>何だよ、好色の目で見られることがあるっていうのか。四十過ぎさんよ。(ついさっき褒めておいて、不機嫌そうに言った。片方の膝をたて、肘を置く。崩した姿勢に、きっちりと着込んだ軍服が不釣合いだった)まだまだ若いもんでね。……食わせてやってもいいんだぜ、ゼルマ。(右手を伸ばす。抵抗が出来ないことを知って、額に張り付いた前髪を避けていき)部下には悪いことをした。あの場で貴様を殺す方が妥当だったんだ。私情を挟んじまった。[9月13日9時24分]
ゼルマ>厭だ、厭だねえー。あんた、うちの戦務幕僚の禿狸と同じ目付きしてるよ、今。(媚態に似て眇めた右目の際に、ほつれた前髪が寝汗で貼り付いている。置かれたトレイを一瞥し) 朝から馬ッ気出してるんじゃないよ。 ――…。(相手の表情が移染したように、陰湿に笑った) 見上げた性格の悪さじゃないかい、ええ?[9月13日9時18分]
ベルナール>草臥れた街女の四十過ぎは見れたもんじゃあねえが、貴様の身体は整っている。(それは軍人たる者の身体つきなのだろう。彼女の正面まで近づき、観察めいて右目が見据えたあと、談笑でもするかのように気安い態度で座り込む。食事を置き)おいおい、そいつァ誘ってんのか? 今から盛ってもいいんだぜ。――ほら飯だ、食えよ。(陰湿に笑った。繋がれている相手に)[9月13日9時11分]
ゼルマ>四十過ぎの女剥いて何が楽しいんだい。そういやあんた、そっちの趣味だっけね。(はっと短く吐息がせせら笑った。暗い色に濡れた独眼が、相手の仕草を鑑賞し) 女が敵の捕虜になるって言や、それなりの覚悟がいるもんだが、流石にこの歳じゃ誰も手を出しゃしないさ。つまらん。[9月13日9時8分]
ベルナール>全裸にしてやりゃあよかった。(往来の盗人の気質が、嗜虐心に訴えるその光景に、感嘆めいた声を零させる。牢獄の中へ足を進め扉を閉めてから、舞台俳優染みて片手を広げ)殴られたりしていないか? 丁重に扱えとは言ったんだが、何せ、私の部下は荒くれでね。[9月13日9時2分]
ゼルマ>……嬉しいね。丁度、腹が減ってきたとこさ。(声音から相手の正体と精神状態が知れ、きつく眉根を歪めた。吊り下げられた肢体が、死ぬ間際の蛇に似てうねり、鎖の擦れ合う音が冷たく響く)[9月13日8時57分]
ベルナール>(返ってきた声に、嬉々ともとれる息を微かに零す。左手には牢番から預かった鍵の環、右手には簡素なトレイに乗った、スープとパンがあった)朝食だぜ、大尉。(それは本来、自分がやる役目ではなかった。鍵の開く音が、高く響く)[9月13日8時54分]
ゼルマ>――…。(熱病の齎す微睡みと覚醒の狭間で、伏せた薄く瞼が痙攣する。視線の気配に) …見せもんじゃないよ。[9月13日8時50分]
「ゼルマ」さんが入室![9月13日8時47分]
ベルナール>(扉の上部に、牢檻を伺える鉄格子の窓があった。女としては非常に、男だったとしてもやや高い身長は、若干顎を引くようにして内部を見据える。そこには捕虜とした、敵軍の大尉がいた。全ての武具を取り上げられ、壁に鎖で腕を繋がれている)[9月13日8時47分]
ベルナール>(昨日のものよりも随分と緩くなった雨が、それでも冷え冷えとした石造りに、無慈悲で単調な歌を作り上げ続けている。それに混じって、軍靴の踵が主張をするように、高らかに鳴った。廊下を歩む音は次第に一つの牢へと近づき、扉の前で止まった)[9月13日8時42分]
「ベルナール」さんが入室![9月13日8時39分]
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