うみねこのなく頃に
そこはかとなくEP4感想編


本当にその箱に猫を入れたんですか?

本当にその箱に入れたのは猫だったんですか?











総括。第一印象。
「猫箱を外から観察していると思ったら、観測者も一緒に猫箱に入っていた」

結局、EP3六軒島事件のかけらで残った事実は「全員行方不明」でいいんだろうか。
エンドロール文章から、碑文殺人の死体があってエピソード内容の裏付けがある程度取られてるような気になってたけど
死体がないとなると碑文殺人の状況は明かされていない?(絵羽はなにも喋ってないような下りがあったような)

縁寿はボトルメールが見つかるまでは「碑文殺人事件」じゃなくて単なる「六軒島事故」だったと発言している。少なくともEP3では死体は出ていない?
六軒島文書の件から本館も焼失したっぽかったし。綿流し・目明かしのように、裏側から視た結末はイレギュラーなものという見方があるようです。ソース知らない。

「EP3アフターの世界で発見されたEP1、EP2の内容を文書としたボトルメールの存在」
これによって猫箱の外側と内側に読者が分けていたものが、全て箱の内側に観測者ごと入ってしまった。
ボトルメールが先か、ゲーム盤が先かのパラドックスは片方がメタ世界のことなのであまり問題にはならない。
が、ゲーム盤のシナリオの発生源となっている人物が現実にいる(おそらくは「いた」)のは確かになった。

シナリオ各部を「魔女幻想」と「現実」に分け、幻想の方を猫箱に入れていたのに、実際はどちらもボトルメールと言う名の猫箱に入っていた。
ボトルメールを拾い、それを読んだ観測者が世の中に広める事によって真実の上書きがなされて『魔女幻想』が生まれる。
「現実」パートと考えていたものの大部分は猫箱内部の記録でしかなかった。「下位戦人の主観視点」のものだけは事実として考える選択もあった。が、EP4ではベアトを肉眼視している。
赤文字以外はどんなに現実的な描写でも信用できない。戦人信用したいのに信用ならないというこの撞着。どうしてくれよう。

EP4ではさらに幻想が加速する。ゲーム盤上の六軒島が異界に「浸食」されつつあるのも真実の上書きによって世論がそちらに傾いているから?
EP4、戦人は最初の死体を確認して以降、誰にも生存者に会っていない(ベアトリーチェ除く)
【EP4下位戦人視点での進行】
 ゲストハウスに熊沢・郷田が逃げてくる
>当主継承試験のため二人を倉庫に隔離
>朱志香・譲治が呼び出される
>お留守番
>電話で真里亞と自分以外の死亡を聞く
>ベアトから呼び出し
>熊沢郷田の死体を発見
>本館前でベアトを視る
>戦人放置プレイ独り探偵編開始。嘉音以外の死体を確認。
全EP中もっとも速い展開だったせいもあるんだけど、死亡時刻が誤差くらいの差しかない。
最終結果のみ見れば全員いっぺんに銃殺しててもあんまりおかしくないかもしれない。結局顔芸を嗜み始めた金蔵も幻想だしなァ。(
「金蔵は全ゲーム開始時に死んでる」

戦人じゃないけど「赤文字以外信じられない」というか、赤文字以外はなにも書いていないのと同等の状況になってしまった気がする。
「階段を上がって部屋に入り、目の前にいた人物を撃ち殺して窓から飛び降りて逃げた」という下りがあったとして、
それについて「窓から飛び降りた人物はいない」とだけ赤文字で宣言されても、その他の部分がまるきり存在しない、誰も撃ち殺されてはいないし階段を上がった事すら全てが幻想であってもゲームが成り立ってしまう。現実は幻想を許容できないが、幻想は現実を内包できてしまう。カモメカモメカチンカチン状態である。

赤文字は動機や手段を説明せずして真実と確定する
アンチミステリーの刃
今回新しくゲームのルールに加わった
青文字宣言は、現実的手段の提示によって魔女の存在を否定するアンチファンタジーの楔。なんで魔女狩りなのに杭じゃないん?楔は石材などに打ち込んで割るための道具であると同時に、釘のように穿ち固定する道具。幻想をカチ割れるのか。変容する真実を貫き止められるのか?
それにしても戦人はトラップX大好きだな(笑)しかし「他殺」と「密室・人数制限」を回避する他の手段がなかなか見えない。どうすり抜ける?


EP4で出た赤文字だけ見てみるとやたら嘉音へのマークがキッツい。
第一のゲーム
嘉音は事故死ではない!
嘉音は自殺ではない。
全ての生存者にアリバイがある!さらに死者も含めようぞ!!つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!
(EP3の南条殺し、そしてEP4ラストの「わたしは だぁれ」に似たような状況。)
第二のゲーム
彼らは異なる人物を嘉音と誤認することは絶対にない!
嘉音の名を名乗ることが出来るのは本人のみ! 異なる人間が名乗ることは出来ない!
(逆に嘉音を他の人物として誤認する事は否定できない。たまに見かける嘉音紗音同一説は別段顔が似ている描写はないしどうなのか)
第四のゲーム
嘉音は死亡している。 霧江たち5人の中で、一番最初に死亡した。 つまりは、9人目の犠牲者というわけだ。
(しかし現実に碑文の通りのグループ展開で死んでいるとは限らない。全員一斉に殺して数秒差でも9人目と言える)
それにしても嘉音はよくよく死ぬなぁ。いやみんな死ぬんだけどね。

よくよく考えてみれば「完結していないノベル」とはそのものが猫箱に近い。
すでに作者の頭の中では結末は上がっているだろうけれど、その詳細が煮詰められてテキストになり、読者=観測者の誰かに読まれるまでは全ての可能性を内包している。
縁マモ等の二次ネタを拾ったのも、読者を含めた観測者全てが猫箱の内部である事の暗示?この先も「上書きされる真実」としてネタ取り入れるつもりかキャーリューサーン。

「六軒島は猫と一緒に観測者を放り込んだ猫箱である。しかし箱を開けたとき猫はいない。
観測者による猫の死の様相の記録だけが残っている。しかも全て違った内容のものが、4通り。」
内部観測者は実体を備えていてもいなくてもよく、死んでも生きていても観測記録を残すためだけにある。内部観測者の記録は外部観測者に主観で観測されて初めて真実となる。マトリョーシカ猫箱。厄介だ。


以下うだうだと思いつく順番でしゃべる!
・グレーテル
魔女キラーとしての名前に見せかけて、図らずもヘンゼル戦人と霧江の関係(連れ子と継母)の見立てにもなってしまう。
しかし終盤の赤文字「
戦人は金蔵の孫」だけだと留弗夫の連れ子ですらない可能性もありますね。他の兄弟の子とか未出人物の子とか。
ただしその場合は「
縁寿は俺の妹だ」の成立がかなり無茶な線になります。

黒楼座
EP2ラストの楼座無双はどこに…というくらい黒い楼座。ママひどい。
しかし無双が幻想であるのと同じくらい、ただ黒いだけの楼座も幻想に思える。
ニンゲンはそんなに白黒簡単にわけられない。さくたろうの死で真里亞から楼座への愛がなくなった結果、良いママが視えなくなった?
うーうー魔女ッ子真里亞可愛かったー。もうみんな魔女化すればいいよ。
以下、ベアト発言
魔法でさくたろうを蘇らせることは出来なかった…!!
そのぬいぐるみは特別なぬいぐるみ!
楼座が娘の誕生日のために作った、世界でたった一つの、

この赤文字が宣言しきれなかったのは、ぬいぐるみが一つでなかったから?
楼座はさくたろうを壊してからまた自己嫌悪に陥り、似たようなぬいぐるみを真里亞に買うか作ってやろうとしていた?(後述の「新島の船長の店で縁寿がみたもの」に関連)
そうであれば「楼座から真里亞への愛情」の肯定要素になりうる。
真里亞にとってさくたろうは母親の愛の証明である。代替物が手作りであるか量産品であるかは問題ではない。
(逆に言えば、もし壊したのが楼座でなかったならば、さくたろうは本体が無くても真里亞の世界で生き続けていたと思う)

サバトリーチェと愉快な仲間たち
中盤ギャグパートすぎてコーラ噴きそうになった。
ワルギリアは前半の俺の涙を返せ。譲治兄さんもフラグらめえええ死亡シーンでも泣けないよこれ!
ロノウェの鼻血が薔薇の花びらにとか考えるだけで腹筋がリザイン\(^o^)/
まさか紗音が三匹まとめてぶっちめる日が来ようとは
うさぎどもは可哀相な目に遭えば遭うほどかわいい。もうずっと虐げられてればいいと思う。
お客様!お客様の中に556を反魂できる方はいらっしゃいませんかー!556の生前の様子を見た事無い方はTIPSでリザレクトさせてみましょう。
シエスタ四人のうち一人欠けている、の時点でその投影元に気付くべきだった。最後の最後にTIPS見て初めて気付きましたうぎぎ。

そうすると真里亞からの投影である家具(武具・悪魔等を含む)と、ベアトからの投影である家具で分けられそうだ。
真里亞側:さくたろ(ぬいぐるみ)、シエスタ姉妹(陶器のうさぎの音楽隊)、それと動物という共通点だけなんだけど、山羊の皆さんも真里亞からの投影か?
ベアト側:ロノウェ(源次)、鯖(熊沢)、煉獄の七姉妹(杭は実物が存在する。人物としてのモデルがいるかは不明)、ガァプは?ガァプの投影元人物がEP5以降で出てくるか?ただしイケメンに限る。
そう言えば金蔵の所持している実物の七杭の存在をどうして真里亞が知ってたんだろうか。(真里亞の魔術書への記述があるのでほぼ現実と見てよさそう)
七罪の悪魔は有名だけれど「杭」の形での話は初めて聞いたんだけ…ど…。

なお、ベアト側とわけたけれど、そもそも上位ベアト自体がルールの擬人化であり単一人格では無いので少々表現が曖昧。
ベアトが時折見せる朱志香や他の人物との強い相似は?色んな要素が含まれているのは確かなんだけど、その法則がわからない。
源次、嘉音、紗音らも家具である。彼らは本当に六軒島の外の人間から観測できる存在なんだろうか。しかし襲名は否定されたし福音の家(島の外)があるから存在自体が幻想にはならないか。

お利口さんは空気が読める子だった。鯖カレーあげてくださいワル様
山羊さんvs蔵臼。蔵臼きたこれで勝つる。
娘を想って頑張るパパかっこいい。ひぐらし然りうみねこ然り、07キャラは皆良い面と悪い面をちゃんと作ってくれるとこが好きです。
ただいいやつなんていないし、ただ悪いやつもいない。逆にそういう意味ではあまり悪い面が出てこない面子の怪しさが募る。
しかしみんなノリノリだな。なに冷静に負けフラグとか口走ってるの…!うぉーい朱志香の喘息どこいった。なんかの伏線っぽかったのに…
島が非現実に浸食されるにつれて、人間側も非現実的な力の描写が増えてたりやたら超人的になっていく。
EP1では銃で魔女は殺せないと言ってるのに、EP3では銃は反魔法力が強いから命取りにどうのって話になっているし。
どうせ下位世界での勝ち負けではなく、最終的な惨劇は決定しているゲーム盤の上での勝負であるとは言え。
一見現実的に見えたEP1も既に同じくらい猫箱である事の暗示?
それと今回碑文殺人が恐ろしくおざなり。もう足を抉りてとかどうでもいいんだろォ?適当に皆殺しにしてあとからナンバー振っただけにすら見えてしまう。
一人だけそのキレイな顔をフッ飛ばされてない死体不明の嘉音が今回のシナリオの裏(というか現実)の要になっているんだろうか。

戦人の6年前の「罪」
本人がまるっきり覚えてもいないような事。しかしそれが原因で今回の事件は起きているような口振り。
戦人本人が6年前までは島に来ていると思うので、下記のもう一人の戦人の事であるとは考えにくい。
そもそもゲームの相手が戦人であるのもこの理由だろうか。思い出して欲しかった?
このとき上位ベアトと下位世界に顕現したベアトが会話を交わしている。ベアト(ルールY)は6年前の戦人の罪により発生した?
金蔵が正気を失い始めた(と周囲には見えた)のもこれくらいからだろうか。碑文と肖像画を設置したのが一昨年あたり。

対戦相手の資格
ベアトリーチェが戦人に復唱要求したときの縁寿の反応が気になる。
「……ま、……まさか……」
「やめてッ!!あんたの狙いは読めてるわ…!!でもそれは止めて!!彼は……!!」

縁寿は戦人が明日夢の息子でない事を知っていた?
(だとすると、知らせれば対戦相手の資格があることは教えられるが、何らかの事情で教えたくないと言う発言にも見える)
実は(存在したが生まれていないはずの)全兄?だとしたら何故知っているんだろうか。

戦人の本当の母親
赤文字からは「右代宮明日夢から生まれた右代宮戦人」と「右代宮明日夢から生まれていないが、留弗夫の息子の右代宮戦人」がいる事になる。
後者は読者の認識する戦人。前者は誰だ。戦人と同じ日に生まれるはずであった霧江の息子(流産か死産)の伏線は?
後者戦人の記憶に齟齬がないとすると、前者戦人は生まれてすぐ死んだか入れ替えたかして、明日夢本人も後者戦人が自分の子でないと知らない可能性がある?
そもそも明日夢さんの情報がほとんどでてない。乗り物が苦手で、戦人にはとても慕われていた母親であることくらい。

ニンゲンが宇宙を生み出すための最少人数は2人
なんとなく文面通りに取ると 宇宙=子供 ともとれる。男女二人が最少人数。
逆を取れば、魔女ならば一人で宇宙を生み出せる?
年代的な無茶がいっぱいあるから推さないけど、クローン説とか出すととんでもない方向に行ってしまうなこの辺り。

戦人再起動
ようやく戦人がちゃんと目的を持つ。俺の一番モヤモヤしていた点がやっとこEP4で解決しました。
しかしベアトが負けたときに「解放」する・戦人や他の家族が「帰る」ってのが生きて帰るとは限らないのがなんとも。
魔女幻想が消えて普通の殺人事件になっただけでは、猫箱が開いただけでは、死体袋で帰るだけかもしれない。
しかしベアトも最早ゲームを面白がってはいない。むしろ積極的に戦人を「怒らせようと」している。
六軒島事件の真相はスプラッタ魔女幻想よりももっと知って欲しくないような事なんだろうか。
どうも目的は戦人に魔女を認めさせるのではなく、戦人に現実を知られないように遠ざける事に見える。この辺は前々から結構見かける話ですね。
「赤で言って!縁寿は妹だって言って!!」なんなのもうEP4泣きまくり。縁寿のせいで物凄い水分流出量だよ。縁寿ェェェェ幸せになれェエェェェ

至1998縁寿パート
まさかEP3の引きで生きているとは。まさか小此木がマジ小此木隊長と同じ顔だったとは。同じ人物とは言いきらないけど。
十三の事も加えて、完全な孤立無援では無さそうな縁寿に少しほっとした。十三=雲雀13説が本当だったらいいのに…!ネタ要員になっちゃうけど。

遺族に送られた銀行の金庫の鍵
ボトルメールの作者=真里亞の日記への署名=銀行の金庫の鍵を遺族に送った存在? 筆跡鑑定が正しければの話ですが。
六軒島外への記録として残るなどその存在の実体を感じさせる行動が多い。既出人物なのか、未出人物なのか。候補者は多そう。
EP3で譲治の死体があった部屋の扉に書かれていた数字もこれでしたっけか。何故あのタイミングで?

新島の船長がいる店で縁寿がみたものは?(船長、十三の反応からはごく普通のモノであるか、視えないモノと推測)
本編外情報だったので知らなかったんだけど量産型さくたろう(うみねこwiki参照)と言う説が大勢みたいですね。発見場所が寝具店である意味はこれくらいしか…?

七姉妹かわいいよ七姉妹
かしましキリングマシーンと言う印象しかなかった彼女等が一気に個性的になってきました。
やっぱり説明欄で性格付けられるよりも本編で喋ってもらうのが一番分かりやすい。
EP3でレヴィアタン(vs霧江)、ルシファー(可哀相な長女)、ベルフェゴール(一番美味しいとこもってった)辺りがキャラ立て。
今回目立ったのはやっぱりマモン(TIPS縁寿パートのキャラクター紹介ページで「七姉妹の中でも特別な一人」)と、あとは冒頭のドタバタでベルゼブブ辺りがオイシイ役でした。腹ぺこキャラは個性立てやすくていいな。
サタンはツンツン委員長で分かりやすいから大丈夫だよ。アスモデウス…誰かアスモデウスに救いを…

スタッフロール「右代宮縁寿 1998年死亡」
上位縁寿も消滅、下位でも死亡という事で、事実上読者の認識している「縁寿」は完全消滅ってことでしょうか。うわぁ…へこむわ。
六軒島で実際はスマブラDXさんに殺されてるんだろうか。七杭の顕現は十三の狙撃かなぁとも思ってたんだけど。
実を言うと今回この死亡の文字を見るまでは98縁寿のハッピーエンドフラグはヘシ折れまくりに見えたので、逆に当人的には希望の持てる展開かも知れない。
しかし家族は戻ってこなくても絵羽と分かり合って本当に親子になれる、というトゥルーエンド臭のするルートが視えなくもない。
個人的にはそれでもいい気がするんですけどね。ひぐらしで皆殺しがトゥルーエンド、祭囃子がちょいと蛇足と言われながらもハッピーエンドだったように。
あ、祭囃子は作者からも意図的にそう書かれたものであるからこそ、過剰なまでにヒロイックで麻痺するほど外連味の強い話になってたのは了解しております。そ
して決して「無かった方が良かった」などとは思いません。無くても脳内補完は可能、というだけの事です。




EP4での新事実〜EP5までの推測の中心になりそうな事

わたしは だぁれ?
正直わからん。ここにきて戦人の母親を不明にしてしまったので、その空欄を埋める人物を求めてしまうんだけど…年齢的にこれにあてはまる候補人物は川畑船長の話してた九羽鳥庵側の船着き場の件ですね。
島にいるニンゲンを赤文字で戦人一人に限定しておいての問いなので、既出人物の名前は少なくとも出せない。「殺す」と言う言葉で病気災害事故自殺は除外されてしまう。どこかにすり抜けどころがあるのだろうか。人間以外の生物・無生物による殺害?(無生物による「殺害」を成立させるには人工知能など「殺意」を持つ事ができる「モノ」の存在が必要になる。まさに家具?)

余談ですが
「人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない!(byエヴァ)」(byエヴァ)」の赤はEP3の盤に限定されているが、EP4にまで適応できてしまったら魔女ですら殺せなくなる。
ベアトは…なんか家具っぽくもあるんだよね。信じず必要としないものには視る事ができない。そして何人もの特徴を映した鏡っぽくもある。それでも実体がいるような伏線もある、と。よし、わからん。

全ゲーム開始時に金蔵は死んでいる
これがFAなら、それを知っている面子がかなり線引きされることになる。源次、南条は恐らく確定。紗音、嘉音、蔵臼までは知っている可能性大。
なっちは…わからん。熊沢さんも九羽鳥庵時代の事に噛んでるから加えてもよさそう。郷田はないかな。
あとはどうやっても疑惑から色々外せない朱志香。知らないならば見たとおり。もし知っているなら遺産問題より深い事情があるのは間違いなさそう。金蔵の死を隠す動機が表面にあるのは長男夫妻くらい。
南条と家具三人には金蔵の指示があった?しかし家具三人はともかく、南条は自分の命を賭けてまでそれに付き合うとは思えない。(あるとすれば孫娘の件。孫の命を救えるチャンスがあれば賭けるかもしれない)
そして今回も
「島にいる人数は18人以上ではない」」という表記。なぜ「島にいる人間は17人」とは言わないのか。さらに下回る人数への逃げ道?赤文字には「〜〜は死亡している」という表記はあるが「〜〜は(その時点で)生存している」という表記はEP3の終盤以外ない。赤文字維持に必要最低限な人間だけ残して、他は全部ゲーム開始から死んでいるという仮説で赤文字に矛盾が出ないか組み立て直してみたいけど正直めんどい!


*ここから下は後付けで思いついた事やらを付け足してるので、上記の事と食い違っていたり矛盾したりはよくあることです。*


ルールX:10月5日から始まる世界
ルールY:不明。ベアトリーチェの存在そのもの。最新観測者による真実の上書き?
ルールZ:真相から煙に巻く、迷路のようなもの、という記述。byベルンカステル。殺人が碑文のためにあるように見える事?
EP4に至るに、もう碑文に殺人方法を準えるとかどうでも良さそうなんだもの…。
碑文が示している本当の内容は?暗号文書であるならば、目立つ場所に書いておく幾つかの目的が考えられる。
1:予め暗号を解くキーを持つ、特定の誰かへの情報の伝達→普通に伝えろバカ
2:暗号を解く能力を持つ人物の選別→解いたものが当主になる、と考えられたのはこのため。
3:きんぞーの愛のポエム→だまれバカ
尚、下手人(金蔵)の主張を日本語に翻訳すると「解かれるリスクを背負う事によって恋のおまじないがパワーアップv」である。もげろ。

密室と言えば凄くバカな密室トリックを思い出した。屋根が取れるとか、殺人現場の周りに家を建てるとかのアレ。
鍵が扉ごと外れる、なんて生温いと言わんばかりのバカさであった。さすがにねーわと思うんだが、これだけなんでもかんでも赤文字で否定されたら戦人ならこれくらいの暴論を使って欲しいものだ。

そろそろEP2だかの祠と封印の鏡のことを思い出すべきだろうか。最初からオカルトに見えるものが案外現実に結びつく伏線だったりするから地味に覚えています。

霧江実家の話は出たけど夏妃の実家の設定は出ないのかな。祖父の形見の霊鏡がとか言ってたよね。あと望んでいない嫁入りだったっぽいことも。

うみねこwikiの考察「心臓説」抜粋。これ面白いですね。ドナー説と碑文との合致率がなかなか高くてwktk。動脈静脈を川になぞらえれば鮎のような川に戻る回遊魚への見立てもできるか。
内容的にもひぐらしと同じくらいの否定しきれなさとありえなさの中間くらいが真相候補としてはすごくちょうどいい。説得力とかじゃなくて、07thのシナリオ傾向にちょうどいい、というのが主な支持理由ですが。
ただ1986年と言う年代があんまりSF的なギミック(クローン、生物的複写もしくは電子知能等の人格複写)を封殺しながらも、当時より上の技術がでてきたりするのでその辺を読みづらい。
その辺の制限が無ければニューロマンサー乙な無茶な仮説も山のようにブン投げてるとこなんですが。


1/08
縁寿が船上で悟ったように、世界に魔法が存在しているかどうか自分にとって魔法が存在しているかは別物である。
目の前にいる人物が「自分は魔女だ」と言ったのなら「魔女は存在しない」と返すのはとても不作法で非科学的な態度だ。
まずは挨拶をして「自分は人間だ」と言うべきである。

読者は物理定量不可能で理不尽と言える展開になればなるほど、真相にそれらを説明できる現実を期待する。
元々ファンタジーは並べられれば分が悪い。
逆に言えばここまでの展開から読者を納得させられるファンタジーに出来たなら、これはもう曲芸と言っていい。
トリック部分にはきっちり物理解釈を与えて、人間関係の解決には魔法を存分に用いるのが日本人的なと言うか最大公約数の満足という落としどころかなぁ。

しかし期待したいなぁ曲芸。




1/11
二つを選び一つを捨てよ
1,自分の命
2,愛するものの命
3,その他の全ての命
金蔵は「3」を捨てると言っていたけれど、過去に「2」を選んだ結果がいまの右代宮なんじゃなかろうか。
「全てを返す」とベアトリーチェにやたら詫びてる場面とかでふいと思っただけで根拠は特にない。
当主試験「内容に特に意味はない」と言う事なので逆に意味を求めるとそんなところ。
さらに真里亞の語った「魔女の生け贄」のアナロジーがひっかかる。一人を生け贄に他の人間を救う。
贖罪の山羊は誰だ?ベアト?
またババ抜きですか、オヤシロさま。ババァはたくさんいるようですが。


1/22
幸せの魔法
真里亞のうーうーうーにちゃんと意味があったってのは深いなぁ。
そうすると使用する場面がかなりきっちり分けられてる気がする「きひひひひひ」にもなにか本人なりの意味があるかも。
出てきた情報で既出のシナリオの場面の印象ががらっと変わる伏線大好きです。
ひぐらしで思い出深いL5の羽入ノイズ。祭具殿の足音の下りは初めて読んだときすんごい怖かったんだよ!最後まで読むと可哀相なばっかりです。はにゅー…。



まだ続くかもしれないしEP5まで沈黙するかもしれない

*EP2感想

*EP3感想