【私の家族はステキなの?】 「とりあえず帰ろう・・・」 はやては謎の獣を投げ捨て帰宅へと針路をとった。 『蒼屋』 はやての実家は喫茶店をやっている。 地域では美味しくて有名な喫茶店である。 だが一つ――いや、多数問題が・・・   カランカラン 「ただいまー」 ドサッ はやては帰ってくるなり目の前の現状に唖然とし、持っていたかばんを落とした。 「は〜いチーズケーキお待ちどうさま♪」 優しい母親のような雰囲気の女性、シャマルが商品を運んでいた。 「いただきま―――ブッ!」 「あらら、どうかしましたか?」 「これ、6Pチーズの底にカラメルを付けただけじゃないですか!」 「はい♪より本格的なるようにチーズをふんだんに使って――」 「本格的じゃなくてチーズそのものじゃないですか!」 「キャァァァァァァァァァァァァァ」 今度は別のテーブルから悲鳴があがる。 「やめろよザフィーラ!迷惑してんだろ!」 「バウッ バウッ!」 「ちょっとなによこの犬――いやぁ!」 どうやら店のマスコット犬(?)であるザフィーラが女性客のスカートの中に頭を突っ込もうとしているらしい。 そしてそれを止めようと赤髪の少女ヴィータが尻尾を引っ張っている。 「あの、何でしょうか?」 ふと別のテーブルにも視線を移すと、背が高く綺麗な女性シグナムが男性客の前で止まっていた。 「キサマ、口に食べかすが付いているぞ」 「え、あぁ本当だ」 「まぁまて、手で拭くと汚れるだろ」 シグナムはハンカチを取り出すと客の口回りを丁寧に拭く。 「まったく、食べ方が汚いからそうなるのだ。ここは一つ私が食べさせてやろう」 「えっ?」 そういうと彼女は片手を客の太ももに置き、テーブルのケーキにフォークを刺した。 「さぁ遠慮するな、アーンしろ」 「ちょっと・・・手が」 「んん?どうしたはやくしろ」 よく見ると太ももに置いた手を撫ぜらせているようだ。 しかも執拗に・・・ 「おまえら・・・」 はやては限界が来ていた、そして鞄を握りなおす 「いっぺん死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」