1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:16:03.30 ID:SQgHlePKO 僕「ツンデレなミクちゃんもかわうぃーよ!」
ミク「寄るな」
僕「寄っちゃう!」ギューッ!
ミク「離れろ痴漢」
僕「僕悪い痴漢じゃないよ!ミクちゃんのマスターだよ!」
ミク「しね」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:18:36.69 ID:cusI3DQ5O いつもと違う
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:20:57.33 ID:SQgHlePKO 僕「DIVAのミクちゃんも可愛いなぁ///」
ミク「PSPを舐めるな。きたねぇ」
僕「あらあらミクちゃん嫉妬しちゃった?」
ミク「するわけねーだろ」
僕「大丈夫!君もこの子もミクちゃんだから!僕幸せだから!」デヘヘッ!
ミク「きもちわるい」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:21:40.05 ID:WLyznVxF0 世の中のアホがこのぐらいアホなら平和なのにな
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:24:18.60 ID:SQgHlePKO 僕「今日はゲーセンデートだね!ねっ!ミクちゃん!」
ミク「このおっさん独りではしゃいでやがる」
僕「独りじゃないよ!ミクちゃんも一緒だよ!」
僕「アーケードDIVAしよ、一緒にさ///」
ミク「じゃ、私ポップンしてきますんで」スタスタ…
僕「……」
僕「……素直じゃないなぁ///」デヘッ
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:25:17.64 ID:WpL2H/H80 ミクがポップンってしゅーるだな
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:28:54.01 ID:SQgHlePKO 僕「……」タン!タタタン!タン!タン!
ミク(手の動きが滑らか過ぎてきめぇ)
僕(うふふ。ミクちゃんが僕のプレイを舐めるように見てる///)
僕(僕の超絶プレイにドキドキしてるミクちゃんかわいーよ!かわいーよっ!)タタタン!タン!タン!
ミク「にやけながらボタン連打すんな気持ちわるっ」
僕「はひっ///」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:32:13.68 ID:0FKAO+490 滑らかすぎてきめぇにワロタ
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:40:09.12 ID:SQgHlePKO 僕「ミクちゃーん!終わったよー!」
僕「あれ?ミクちゃん、どこー?」
僕「……もう、ちょっと目を離したらすぐ迷子になっちゃうんだから///」
僕「おーい、ミクちゃーん」テコテコ
僕「あ」
僕「なんだ、ドラマニやってたのか。……夢中になっちゃって可愛いなぁ///」
ミク「……」ズダンタタタン!ダカダカダン!
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:44:22.76 ID:SQgHlePKO 僕(それにしても……)
僕(ミニスカートで脚広げてプレイなんて///)
僕(はしたない!無防備!守ってあげたい!)
僕(むしろ結婚したい!)
僕「ミクちゃん!結婚しよう!」
ミク「うるせぇゲームの邪魔だ」
僕「ごめん///」
ミク「失せろ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:49:47.68 ID:SQgHlePKO 僕「ミクちゃん見て見て!」
ミク「くさい。引っ付くな」
僕「ほら!このクレーンゲーム!ミクちゃんバスタオルが取れるんだって!」
ミク「お前の親戚みたいな顔した奴がガラスに鼻を押し付けてるな」
僕「欲しいなぁ……」チラッ
ミク「反対側からあいつ見てみよっと。ぜってぇ笑える間抜け面だから」スタスタ
僕「待ってよミクちゃーん!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:55:04.19 ID:SQgHlePKO ミク「うわっ。マジうける」ゲヒャゲヒャ
僕「ミクちゃんが楽しそうで何より///」
ミク「こんなの必死に取ろうとする奴の気が知れねぇ」
僕「うーん、でも僕は欲しいなっ。……ねっ」チラッチラッ
ミク「さっきから何チラチラ見てんの?」
僕「あのね、僕、クレーンゲーム苦手なの」
ミク「で?」
僕「だから……ねっ?」
ミク「は?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 19:59:55.37 ID:SQgHlePKO 僕「やってよミクちゃん!クレーンゲーム得意じゃん!」
僕「ミクちゃんが頼りなんだよおおおお!」
ミク「今すげぇ鳥肌立った」
僕「……あ、もしかしてバスタオルなんて無くても私が全身d
ミク「きもちわるい。取れば良いんだろ変態しねくたばれ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:03:54.20 ID:ekyQ+7OyP そういいながらも
ちゃんと一緒に行動してるところが可愛い
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:04:28.35 ID:SQgHlePKO 僕「すごいねミクちゃん!一発で取っちゃった!」キャッキャッ
ミク「恥ずかしいからバスタオルにスリスリすんな」
僕「……やきもち?」
ミク「マジでお前は死ぬべき存在だと思うわ」
僕「いやん///」
ミク「……それ、使うつもり?」
僕「使うよ!せっかくミクちゃんが取ってくれたもん!」エヘヘ
ミク「親が泣くぞ」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:13:50.35 ID:SQgHlePKO 僕「ミクちゃんってやっぱりツンデレでしょ?」
ミク「あ?」
僕「だって嫌だ嫌だって言ってるのにこうやってデートしてくれるしさ///」
ミク「一応お前は私の持ち主だからな。必死で堪えてんだよ、こっちは」
僕「ツンデレ律儀だねっ!」
ミク「それにお前を野放しにしてたら何をしでかすか分からんしな」
僕「浮気はしないよ!」
ミク「そうじゃねーよ。性犯罪犯しそうでこえーんだよ」
僕「そんなに僕、信用ならない?」ウルウル
ミク「ならねーな」
僕「……ミクちゃん以外に勃起しないのにぃ」ウルウルウルウル
ミク「すげぇ殺気がわいた。いつか殺す」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:18:13.42 ID:SQgHlePKO 僕「ミクちゃんミクちゃん。せっかくのデートだし外食しよーよ!」
ミク「まさかお前と相席か?」
僕「まさかも何もデートでしょ?」ニヘッ!
ミク「うぜぇ」
僕「ねぇねぇ、どこ行きたい?ミクちゃんが行きたいトコでいーよ!」
ミク「んじゃ、すき屋行くか」
僕「りょーかい///」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:19:12.62 ID:8GY7FEzo0 マスターの財布にも配慮できるミクさん
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:23:12.65 ID:SQgHlePKO 僕「だけどさ、本当にすき屋で良いの?もっと高級なとこでもいいんだよ?」
ミク「どうせ金ねーんだろクソが」
僕「うんっ///」テヘヘッ
ミク「それにあそこはカウンター席があるだろ?」
僕「うん」
ミク「そこに座ればお前と顔つき合わせて飯を食わずに済むだろ?」
僕「……うん?」
ミク「文句あんのか?」
僕「全く、照れ屋さんだなぁー」
ミク「お前は人の心に対してもっと機敏になるべきだな」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:26:06.71 ID:SQgHlePKO 僕「ミクちゃん、なんにする?」
ミク「ねぎたま牛丼特盛」
僕「ミクちゃんはネギが大好きだね。そういうとこ、すごく可愛いよ」
ミク「ネギが好きな女子のどこに可愛い要素があんだよ」
僕「えへへ、やっぱり訂正! ミクちゃんなら何でも可愛いよっ!」
ミク「お前は何言ってもきもちわるいな」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:32:09.24 ID:SQgHlePKO ミク「……」ガツガツ
僕「ねぇねぇミクちゃん、見てよこれ」
ミク「……」ムシャムシャ
僕「鮪叩き丼頼んだらフリスビーが出てきたよー」
ミク「ご飯は黙って食いなさい」
僕「ミクちゃんお行儀良いね///」
ミク「……」ガツガツムシャムシャ
僕「……」シャリシャリ
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:34:30.07 ID:w0uw7Ot50 ミクかわいすぎだな
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:37:40.77 ID:SQgHlePKO ミク「ごちそーさん」
店員「ありがとーござーやしたー」
僕「特盛完食できるなんて凄いね!こんなに華奢なのにー」サワサワ
ミク「お前も鮪の叩きにすんぞ」ベシッ
僕「あうぅ……」
ミク「手つきが気持ち悪いんだよ、お前」
僕「……気持ち悪くない触り方ってあるの? 教えてよ。今度からそうするから」
ミク「うーん、お前以外が触るんなら大抵許せると思う」
僕「なるほど」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:43:58.37 ID:SQgHlePKO 僕「今度はどこに遊びに行こうかなぁ」
ミク「たまには独り旅にでも行けば? ほら、あのラブプラスって奴持って」
僕「浮気、絶対、だめっ!」キリッ
ミク「清廉潔白みたいな顔しやがって」
ミク「私知ってるからな。夜中にテレビの前でお前が『澪ちゅああああん』って叫んでたの」
僕「ご、ごめんよおおおお!許して捨てないで!あの子とはただの遊びだったんだよおおおおおおおお!」
ミク「私は構わんが、多分お前は今いろんな人間に喧嘩売ったぞ」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:45:06.19 ID:Hwt6UWf60 >>50 ちゃんとマスターの行動チェックしてるとかかわいい
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:51:05.33 ID:SQgHlePKO 僕「ごめん……ほんとにごめんね……」グスグス
ミク「街中で大の男が泣くなよ……」
僕「でも、でも……ミクちゃんが……」ウルウル
ミク「私は気にしてねぇっつか、どうでも良いっつの」
僕「怒ってない?」
ミク「ねーよ」
僕「僕のこと、嫌いになった?」
ミク「元々嫌いだ」ツンッ
僕「みぐぢゃん……」グシュグシュ
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:51:36.71 ID:vcKavXyF0 やべえマジかわいい
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:53:21.26 ID:0oGFvRcvO スレタイだけで良スレの予感がした
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:55:31.24 ID:SQgHlePKO ミク「鼻水垂らすな。きたねーよ」
僕「うぅ……」
ミク「……ったく」
ミク「これで鼻かめよ」スッ
僕「え、でもこれ……せっかくミクちゃんが取ってくれたタオル……」
ミク「どうせお前のきたねぇ裸体を拭くのに使うんだろ?」
ミク「……元々お前の為にわざわざ、すごく不本意だが取った奴だからな。どーでも良いわ」
僕「み……みぐぢゃああああん!」ギュウウッ!
ミク「だから鼻水かめって。きたねぇ面をくっ付けんな。……後でこてんぱんだからな」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 20:56:13.95 ID:MKLBZ+xJ0 デレきたああああああああああああああaaa!!!!!
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:03:03.15 ID:SQgHlePKO …
……
僕「ミクちゃんの本当にこてんぱんにしちゃうトコ、大好き///」ボロボロ
ミク「泣き止んで早々ドM発言とかマジひくわ」
僕「ち、違うよぅ!有言実行なミクちゃんは真面目で可愛いなーって」テヘリッ
ミク「いつもの調子に戻っちまったな。ちと殴り過ぎたか」
僕「ミクちゃん、だいすきっ」ギュギュギュッ!
ミク「やっぱ殴り足らんわ。あの裏路地行こうぜ。再起不能にしてやっから」ビキビキ
第一部 ―完―
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 21:06:47.24 ID:MKLBZ+xJ0 こwwwてwwwんwwwぱwwwんwwww
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 23:49:04.34 ID:SQgHlePKO ほとんど書き溜めはないけど第二部開始だよー///
僕「ミクちゃん。重大発表があります」
ミク「ふーん。良かったね」
僕「ちゃんと聞きなさいっ!」キリリッ
ミク「今日はやけに強気だなクズ人間」
僕「こらっ!」
ミク「……あ?」
僕「マスターのことクズとか言っちゃいけません!」
ミク「マスター?誰それ」
僕「僕だよ!僕!」プンスカ
ミク「そりゃ初耳だ」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/29(水) 23:54:12.80 ID:SQgHlePKO 僕「亭主関白宣言だよっ!」キリッ
ミク「お前まさか自分のことを私の亭主だとでも思ってんのか?」
僕「思うもなにも事実だよっ!」キリリッ
ミク「妄想も大概にしろよな」
僕「妄想じゃないやい!」キリリリッ
ミク「何でも良いから私を巻き込もうとするな」
僕「巻き込むもなにも、僕らは夫婦じゃないか」キリリリリッ!
ミク「……とうとう頭に蛆がわいたようだな」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:01:00.79 ID:vRLkFkoMO 僕「その一、僕のことをマスターと呼んで欲しいの!」
ミク「誰が呼ぶか」
僕「その二、ちゃんと敬ってちょうだい。良いね?」
ミク「あ、買い物行こう」スタスタ バタン
僕「分かったら右手がお留守なのを……あれ?ミクちゃーん。どこ行っちゃったの?」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:07:39.31 ID:vRLkFkoMO ミク「ただいま」
僕「こら、ミクちゃん!夫のお話はちゃんと聞かなきゃ駄目でしょう!」プンプン!
ミク「んだよ、反抗期かよ」
僕「僕ね、ちょっと冷静になって考えてみたんだ」
ミク「お前冷静になれるのか。一応人間なんだな」
僕「僕って、ミクちゃんの持ち主じゃん?」
ミク「最悪だが事実だな」
僕「つまり僕はミクちゃんのマスターじゃん?」
ミク「いや、それはおかしい」
僕「更に言えば僕ってミクちゃんの夫じゃん!」
ミク「それはもっとおかしい」
僕「そうかな?」
ミク「そうだな。お前の頭はやっぱりおかしい」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:13:19.98 ID:vRLkFkoMO 僕「ねぇ、僕って『マスター』って感じかな///?それとも『あなた』って感じかな///?」
ミク「『テメェ』って感じだな」
僕「ちょっと僕のこと『マスター///』って呼んでみてよ。ね?ね?」
ミク「お前、電柱にでも頭ぶつけたのか?」
僕「心配してくれるの?ありがとう……///」キュンキュンッ!
ミク「もう面倒だからそういうことにしといてやる」
僕「大丈夫だよ!僕、元気いっぱい!」ヒャッホゥ!ピョヒーン!
ミク「はいはい良かったね。早くしね」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:16:27.97 ID:vRLkFkoMO 僕「ほらほら、早くマスターって言ってみてよ」ハァハァ
ミク「……」
僕「マスター!それ、マスター!」ワクワク
ミク「……」
僕「マスター!もう一丁!マスター!マスター!」ワァイワァイ!
ミク「黙れ豚野郎!」ベチーン!!
僕「ぶひぃっ!」
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:20:27.04 ID:v1+wfDbn0 ビョヒーンww
121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:24:56.42 ID:GtjPxI1g0 もっとやれ
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:25:23.66 ID:vRLkFkoMO 僕「酷いよミクちゃん!」グスン
ミク「お前よりは酷くないと思うけどな」
僕「僕はちょっと『ミクちゃんにマスターって呼ばれたら嬉しさが喉に詰まって窒息死しちゃうかもっ!』って思っただけなのにぃ……」メソメソメソポタミア
ミク「誰がテメェに対してそんな呼び方するかよ」ツーン
僕「……もしかしてミクちゃん、恥ずかしいの?」
ミク「ああ、そうだよ。お前みたいな奴に買われた自分が恥ずかしいよ、マジで」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:29:56.65 ID:vRLkFkoMO 僕「そっかそっかー。ミクちゃん照れ屋だもんね」デレデレ
僕「恥ずかしくって、マスターって呼びたくても呼べないんだよね!しゅごいきゃわいい!」キャハーッ!
ミク「お前幸せそうだな」
僕「うん!ミクちゃんがいるだけで幸せ!」ウフフフ!
ミク「低脳野郎ってある意味羨ましい存在だな。絶対なりたくねーけど」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:35:42.20 ID:vRLkFkoMO 僕「だけどね、ミクちゃん」マガオッ!
ミク「……んだよ」
僕「一応僕の方が立場も上でしょう?」
ミク「あ゛?」
僕「だからさ、もしよろしければ敬語を使って頂きたいなぁー……にゃーんてねっ!」テヘヘウヒィ!
ミク(もう突っ込むのも面倒くせー……)
ミク「……はいはい分かりましたよマスター。これで良いんでしょ?」
僕「うっひゃああああああああああ!」ビクンビクンッ!
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:43:27.88 ID:vRLkFkoMO ミク(投げやりに敬語を吐いたらクズが血を吐いた)
ミク(足突っ張って痙攣してるし。解剖中の蛙みたいだな)
ミク「きもっ」
僕「ミクちゃん!」ゲフュン!
ミク「血を撒き散らすな」
僕「お願いします。今日一日だけで良いから敬語でお話しして下さい!」ゲフュン!ゲフュン!
ミク「……うざっ」
僕「ミクちゃんっ!」
ミク「……うざいですね?」
僕「ぎゃひいいいいん!」ビクビクビクッ!
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:49:04.11 ID:vRLkFkoMO ミク(また血ヘドを吐いた)
ミク(部屋は汚れるが、これを続けていたらこいつ死んでくれるかもな)
ミク(合法的にこいつ殺せるのか。……ああ、久々に顔がほころぶ)
ミク「大丈夫ですかマスター」
僕「きたああああ!ましゅたああああ!ましゅたああああ!
ましゅたー大丈夫!元気元気!元気もりもり盛りだくさんっ!」
ミク「……うわっ」
130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:57:00.93 ID:vRLkFkoMO ミク(目が血走ってやがる。通常以上にキモい)
ミク「今のマスター、完全にヤク中の顔してるっすよ。人間止めちゃったんすか?」
僕「ミクちゃん!」キリッ
ミク「……なんすか」
僕「僕、重大なことに気がついた」
ミク「何が重大だよ。どうせたいしたことじゃねー癖に」
僕「いやいや、ノーベル平和賞取れるかも」
ミク「一応聞いてやりましょう」
僕「敬語で罵られると滅茶苦茶興奮する!」フンガフンガ!
ミク「そうか。良かったっすね」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 00:58:05.31 ID:wtBH+LAyO 俺も興奮する
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:08:41.54 ID:vRLkFkoMO 僕「しゅっごい新鮮な気分!マスターうれひいよっ!」
ミク「何でも良いから飯作れよ。さっきわざわざ材料買ってきてやったんだけど」
僕「ミクちゃんっ」
ミク「……さっさと飯作ってください低脳」
僕「Oh!Yes!」ヒャッハー!
ミク「生きてて楽しいっすか?」
僕「つまらなそうに見えるかい?」フフン
ミク「理性を捨てた薬物中毒者みたいに見えるっすわ。すげー楽しそう」
僕「でへへ!マスター、お料理がんばるよっ!」
ミク「……可哀想な奴」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:16:13.10 ID:vRLkFkoMO 僕「マスターの手料理たんと召し上がれ!」
ミク「クズでバカの癖に料理はできるんすね」
僕「ミクちゃんの為だもん!」
僕「それに僕はミクちゃんのマスターだからね!ちゃんと美味しいもの食べさせてあげたいんだー」テレテレ
ミク「あのさ」
僕「なぁに?」キャフフッ
ミク「言っとくが、このつまらねーごっこ遊びは今日だけにしとけよ」
僕「ミクちゃん。敬語」キリッキリッキリキリッ
ミク「……キングオブクズマスターの戯言に付き合うのはこれっきりっすからね」
僕「はぁい///」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:24:59.60 ID:vRLkFkoMO 僕「ごちそーさまでしたっ!」
ミク「おい、風呂わかして下さい」
僕「うんっ!マスター頑張るね!」
ミク「ぬるめにして下さいね」
僕「ミクちゃんの為なら何でもするよ!」タタタ…!
ミク「想像以上に精神がすり減るな、これ。早く日付変われよクソが」ブツブツ
ミク「……」
ミク「……まぁ、今日いっぱいだけなら我慢してやるか。たまには馬鹿で哀れなキチガイの遊びに付き合うのも一興かもな」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:26:23.48 ID:tMSxW/U4O ミクさんぱねぇなwww
支援
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:34:59.13 ID:vRLkFkoMO ミク「おい、上がったぞ。……あー、上がりました」
僕「えへへ。じゃあミクちゃん成分の溶けたお湯に浸かってくるね!」
ミク「きもっ」ボソッ
僕「ミクちゃん!敬語!」
ミク「死んでください」
僕「ひゃほーい!」キャッパパパ!
僕「じゃあ!マスター!お風呂!入るからね!ねっ!待っててねっ!」ズダダダ!
ミク「……」
ミク「くるってる」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:35:23.86 ID:rIuWCrhQ0 ごもっとも
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:41:40.80 ID:vRLkFkoMO 僕「ミクちゃんの残り湯ごくごくごっきゅん!」
僕「きゃー!お腹いっぱい胸いっぱい!」ギャヒヒッ!
僕「ミクちゃんの素足が触れたタイル!しゃいこー!」ペロペロペペロンチーノ!
僕「ヤバイよヤバイよ僕幸せ過ぎて壊れちゃうううう!」ビュクビュクビクン!
ミク「風呂場から怪音が筒抜けだっつーの……」
142 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:48:57.69 ID:vRLkFkoMO 僕「ミクちゃんバスタオルあったかいなりぃ……」ポワポワ
ミク「うげ。全裸で上がって来やがった」
ミク「気持ちわりぃんだよ。死にくされキチガイ蛆虫」
僕「ミクちゃんっ。敬語はどうしたの?」
ミク「あ゛っ?」
僕「今日は敬語で居なさいって言ったでしょ!?忘れちゃったの!?」プンプンプンスカ!
ミク「おいマスター(笑)、時計見やがれよ(笑)」
僕「え?」
僕「……あ。あぁぁああぁ!いつの間にやら日付が変わっていらっしゃる!?」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:54:38.89 ID:vRLkFkoMO ミク「マスターごっこは今日までって約束しただろ?もう充分だろ。なぁ、マスター(笑)」ニヤニヤ
僕「で、でもでも僕がお風呂に行った時はまだ九時前だったよ!?」
ミク「風呂場でハッスルし過ぎて時間の感覚おかしくなったんじゃねーの?滅茶苦茶楽しそうだったもんなぁ」
僕「な……っ。何で僕のはしゃぎようを知ってるの!?」
ミク「全部聞こえてたんだよ、変態」
僕「あうぅ……///」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:56:44.28 ID:ca7Coszz0 時計いじったのかwwww
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:57:41.59 ID:7SdkAhsg0 俺が僕ならとっくにキレてるなぁ・・・・w
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 01:59:49.17 ID:vRLkFkoMO 僕「そっか……約束だもんね……仕方ないか……」シューン…
ミク「早く寝ろよキチガイ」
僕「うん……あのさ」
ミク「んだよ?」
僕「僕ね、君のマスターになれて良かったよ。ありがとう」
ミク「……」
ミク「はいはい。早く寝やがれよ。明日も早いんだろ」プイッ
僕「おやすみ、ミクちゃん」
ミク「……永眠しろ」ツーンッ
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 02:06:00.25 ID:vRLkFkoMO …
……
ミク「はぁ……キチガイがようやく寝たようだな」
ミク「じゃ、時計の針戻しておくか」
ミク「全く、本当に低脳なマスター(笑)で良かったわ」
僕「むにゃむにゃ……ミクちゃぁん……」スヤスヤ
ミク「……世界一間抜けな寝顔だな」クスッ
ミク「さて、私も寝るかな……」
ミク「おやすみ、マスター(笑)」
第二部 ―完―
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:01:41.56 ID:vRLkFkoMO 第三部
僕「ミクちゃん!ごめんなさいっ!」
ミク「お、とうとう自分の存在を謝り出した」プフー
僕「違うよ!僕はね、恐ろしい事実に気がついたしまったんだよ……」
ミク「それ、私にも関係あんの?」
僕「あるよ!大有りだよ!」
ミク「どうやらテメェには私がとてつもなく暇そうに見えるかも知れんがな、かなり忙しいんだよ。お前に構う時間はねーよ」
僕「酷いよー……」
僕「……でも、一番酷いのは僕だったんだよ。ごめんねミクちゃん、ごめんね」ポロポロ
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:06:59.22 ID:vRLkFkoMO 僕「ミクちゃんはボーカロイドでしょ?」グスッ
ミク「まぁ、一応な」
僕「ボーカロイドって、歌う為に生まれてきたんでしょ?」グスグス
ミク「勝手に決めつけんな」
僕「なのに、な゛の゛に゛ぃ!」グスグスウワァン!
ミク「だめだこいつ聞いちゃいねぇ」
僕「思えば僕は、みぐぢゃんに、一度も歌わせてあげだごど、ながったんだああああ!」ウワァァアァアァン!
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:12:47.45 ID:vRLkFkoMO 僕「僕はミクちゃんのマスター失格だよおおお!」ウブォァァァァ!
ミク「大丈夫だ。お前はそれ以前に人間失格だから」ハッ
ミク「大体、お前曲書けねーだろ?」
僕「うん……」
ミク「私もテメェの作った曲なんて死んでも歌いたくねーしさ。そんなに気に病むなって。なっ?」ハヤクシネヨ…
僕「みぐぢゃん……優しすぎるよぅ……!」メソリ、メソリ…
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:20:19.28 ID:vRLkFkoMO ミク「大体予想はつくが一応訊いてやろう」
ミク「音楽知識もないクズが何故私を購入した?」
僕「だって……ミクちゃんが可愛すぎたんだもんっ」テヘヘヘヘッ!
ミク「そんなことだろーと思ったわ。予想通り過ぎてヘドが出る」
僕「……怒っちゃった?」ウルウルウルリンチョ…
ミク「自分勝手な理由で買っといて自分勝手な泣き方すんなや」
ミク「いくら温厚な私でもキレるぞ?」アァン?
僕「ひゃい……」シュン…
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:32:17.14 ID:vRLkFkoMO ミク「それより朝飯用意しろや。歌より飯だ。腹が減った」
僕「う、うん……ねぇ、ミクちゃん」
ミク「言っとくがな」ボソッ
僕「?」
ミク「私がもし歌いたくなったら、テメェ吐血してでも作曲しやがれよ?」
僕「え……」
ミク「んだよ。文句あんのか、マスター(笑)」
僕「……ううん!ないよ!」
僕「僕、ミクちゃんの為ならなんだって頑張るからね!血だろうが内臓だろうが吐いちゃうよっ!」エヘヘッ!
ミク「曲の前に飯作れや。五分以内にな」
僕「うんっ!」
ミク「素直でよろしい」サゲスミッ!
第三部 ―完―
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:33:40.37 ID:sTrJVDTfO 新しいな
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 08:35:24.23 ID:iZCkmIVl0 いいな
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:31:45.10 ID:vRLkFkoMO 僕「もしもしミクちゃん?」
ミク『切るぞ』
僕「待って待って!ねぇ、どこにいるの?」
ミク『メール読んでねーのかよ』
僕「一文字一文字舐めるように読んだよ!」エッヘン!
ミク『マジキモい』
僕「僕は寂しいと死んじゃうウサギさんなんだよ?」
ミク『知ってるか?ウサギを狭い檻に入れたら血みどろになるまで縄張り争いするって』
僕「わぁ!ミクちゃん物知りっ!ウサギさんに詳しいミクちゃん超可愛い!」キャッキャッ
僕「とにかく、僕を一人にしないでよー。寂しいよー、寂しいよぅ」メソメソ
ミク『頼むから私を一人にしてくれ』プツッ ツーツーツー…
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:40:30.48 ID:vRLkFkoMO 僕「あ!」
ミク「げっ」
僕「なんだぁ、こんなとこに居たのかぁ。心配したよぅ」スリスリ
ミク「えぇい!鬱陶しい!」ボコリボコリ
僕「あうちっ」シアワセー
ミク「じゃ、私図書館行くから」スタスタ
僕「図書館デートだ!わーいわーい!」キャッキャッキャッキャッ!
ミク「着いてくるなっ」ズビシッ
僕「パンチが重いっ!」ゲフンッ!
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:48:15.91 ID:vRLkFkoMO 僕「みーくーちゃーん……一緒に遊ぼーよー……」
ミク「一人で遊んでろ」
僕「一人は嫌だよぅ……」
ミク「じゃあ友達作れよ」
僕「無理だよー」…グスッ
ミク「無理だろうな」
僕「えぐ……ひぐぅ……ぼっちに戻るのは嫌だようぅ……」
ミク「あー……なんつーか……。……はぁ」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:52:17.15 ID:vRLkFkoMO ミク「私が喋って良しと言うまで喋るな」
ミク「背後霊の如く大人しくしてろ」
ミク「無闇やたらとにやけるな」
ミク「以上三点が守れるなら着いてこい」クルッ スタスタ
僕「は……はい!ミクちゃん隊長!」ビシッ!
ミク「喋るなって言ってんだろうが腐れちんこ!」
僕「///」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:53:53.10 ID:J119SV8o0 常時デレじゃないすか
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 11:56:39.15 ID:vRLkFkoMO 図書館にて
ミク「その辺に座ってろ。本探してくるから」
僕「……」コクコク
ミク「大人しくしてろよ。騒いだら殺す」
僕「///」
ミク「……それで良し」スタスタ
僕「……」
僕「……」
僕(しあわせだ……///)
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:03:31.91 ID:vRLkFkoMO 司書さん「あら、ミクちゃん」
ミク「こんにちは。また来ちゃいました」
ミク「この本、すごく面白かったです。教えてくれてありがとうございました」ニコッ
司書さん「そう言ってもらえると嬉しいわ」ニコッ
ミク「すみません、返すの遅れちゃって」
司書さん「気にしないで。……色々大変なんでしょう?大丈夫なの?」
ミク「まぁ……大変ですけどね。かなり」
司書さん「何か変なことされたら相談してね?」
ミク「そんなことされる前に殺すから大丈夫ですよ」
司書さん「ふふっ。いつも通りで安心したわ」
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:12:55.32 ID:vRLkFkoMO ミク「実際深刻なのはあいつ本人ですからねぇ」
司書さん「そうねぇ……」
ミク「私に依存ばっかりして、正直しんぱ……いや、気持ち悪いです。かなり」
ミク「サークルにでも入らせたいんですが、特に興味があるものもないみたいで」
ミク「このままだとあいつは永遠にクズです。私の身が持ちません」
司書さん「そうねぇ……一度、大学カウンセラーさんに相談するのも良いかも知れないわ」
司書さん「ほら、一階に学生相談室があるでしょう?ああいう場所は活用すべきところだと思うの」
ミク「問題は本人が行きたがるかですね……」
司書さん「とりあえず、そのことについて二人でじっくり話し合ってみたらどうかしら?」
ミク「はい。ありがとうございます」
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:26:10.47 ID:vqWCr0EtO うん?でれでれじゃないか
198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:28:41.86 ID:vRLkFkoMO ミク「喋ってよし」
僕「ありがと///」
ミク「学食付き合え。ラーメン食わせろ」
僕「あ、もうお昼の時間かぁ」
ミク「ほら、早く行くぞ下僕」
僕「イエス!僕下僕!下から読んでも僕下僕!」ワハーイ!
ミク「図書館で騒ぐな」ギウッ!
僕「つねらないでつねらないでよぅ!」
僕「でも」
僕「気持ちいいいいいいいいい!」
ミク「しね」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:41:25.43 ID:vRLkFkoMO 僕「ラーメンおいひいね!」ズルズル
ミク「口に飯入れたまま喋るな豚」
僕「えへへ///」
ミク「あのさ」
僕「なぁに?」
ミク「お前、年下に注意されて恥ずかしくないの?」
僕「好きな子になら何言われたって幸せだよっ」
僕「むしろもっともっと罵って!」ハァハァハァハァ
ミク「駄目だこいつ更正の余地がねぇ」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:47:54.56 ID:vRLkFkoMO 僕「ミクちゃん、やけに真剣だね?何かあった?」
ミク「お前が真剣に気持ち悪いからな」
僕「うふふ」
ミク「クズはどう足掻いてもクズのままかもな……」ボソリ
僕「どしたの?」
ミク「何でもねーし」
僕「さっきから箸も止まってるし、食欲ないの?大丈夫?生理?」
ミク「殺されてーのか」ビキビキッ
僕「うん///」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 12:56:11.71 ID:vRLkFkoMO ミク「単刀直入に言う。お前カウンセリング受けろ」
僕「え?なんの?」
ミク「頭の」
僕「僕、禿げてないよ!全然禿げてないよ!」
ミク「ちげーよ、中身の方だよ。そのイカれた脳味噌修正して来い」
僕「そっかー、そっちかぁ。ごめんね、僕、早とちりしちゃった!」テヘッ☆
ミク「予約取っといてやるから明日にでも行こう」
僕「うん、ありがとー」
ミク「言っとくが付き添いはしてやらんからな。自分で行けよ」
僕「えー、ミクちゃんも一緒に……」
僕「……あれ?」
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 13:04:42.09 ID:vRLkFkoMO 僕「今なんて?」
ミク「付き添いなんて死んでもやらねぇ」
僕「もっと前」
ミク「テメェの腐り切って蛆虫わいた頭をどうにかして来いって言ったんだよ。耳まで腐ってんのか」
僕「ミクちゃん、今日はとっても辛辣……///」
ミク「私がわざわざクソ虫人間の将来をあんじてやってんのが分かんねーのか」
僕「な、なんか怖いよミクちゃん……」
ミク「文句あんのか?」
僕「ないです///」
205 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 13:13:09.18 ID:vRLkFkoMO 僕「でも、僕は正常だよ?」
ミク「自分の行動をよくよく思い返せ。全てが典型的なキチガイの行動だから」
僕「うーん……」
僕「……思い当たる節はある、かも」
ミク「お、キチガイの癖に案外物分かりが良いようだな」
僕「うん。僕、気づいたよ」
僕「僕は恋をしたせいでおかしくなっちゃったんだ!」キリッ
ミク「あ゛?」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 13:17:40.02 ID:vRLkFkoMO 僕「つまりね、僕はミクちゃんと出会いミクちゃんと過ごしミクちゃんを思いミクちゃんを愛すあまりに変になっちゃったんだよ!」
僕「今の僕の全てはミクちゃんで構成されてるんだ///」
僕「ミクちゃんったら、魔性の女の子なんだから……///」
ミク「……帰るわ」スクッ
僕「え?ちょっとミクちゃん?」
ミク「……」スタスタ
僕「ま、待ってよミクちゃん!ミクちゃーん!」
僕「ミク、ちゃん……?」
第四部予告編 ―完―
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 13:22:47.85 ID:7SdkAhsg0 デレデレになってきたな
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 16:54:30.61 ID:vRLkFkoMO 第四部
ちょっと昔「VOCALOID」というPCソフトが存在した。
「初音ミク」という可愛らしいデザインのVOCALOIDが発売され、沢山の人間が彼女の為に曲を作り、彼女を操り歌わせた。
VOCALOIDはニコ厨の間で爆発的にヒットし、彼女らは愛され笑われ貶され敬われ、ネット上の慰みものとして浸透していった。
そんな命を持たぬ歌声たちに体が与えられたのは、つい最近のこと。
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 16:59:36.17 ID:vRLkFkoMO 「この人形は貴方の思う通りの歌声を奏でます」
「この人形は貴方の孤独を癒します」
「この人形は貴方とともに《生きて》いきます」
「彼ら、彼女らは貴方を決して傷つけるようなことは致しません」
――とあるクリプトンのホームページより抜粋。
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:03:09.36 ID:vRLkFkoMO 僕(僕のミクちゃんは他の初音ミクとは全然違う)
僕(僕はミクちゃんを歌わせなかった)
僕(孤独は充分癒してくれたけど、遠慮なく傷つけてくれた)
僕(ミクちゃん、大好き。ちゅっちゅ……)
僕(僕は君が……大好き、なのに)
238 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:12:22.31 ID:vRLkFkoMO 僕(どうして家に居ないの)
僕(どうしてメールにも出ないの)
僕(いつも何だかんだで電話に出てくれるのに……どうして携帯の電源を切ってしまったの)
僕(どこに行ったの)
僕(どうして、どこかに行ったの)
僕(ミクちゃん。君はとうとう、変態で蛆虫で脳の腐った僕に愛想を尽かしてしまったのかな)
僕「いくらでも謝るよ」
僕「いくらでも殴られてあげるよ」
僕「だから……」…グスッ
僕「だがら、戻っでぎでよぅ……!」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:14:52.98 ID:vRLkFkoMO 「この人形は貴方の思う通りの歌声を奏でます」
僕(歌わせてあげられなくて、ごめん)
「この人形は貴方の孤独を癒します」
僕(歌わせてあげなかったのに、ミクちゃんは僕の孤独を埋めてくれた)
「この人形は貴方とともに《生きて》いきます」
僕(広告詐欺だ……なんて、憤る権利を僕は持ち合わせてなんかいない)
僕(ああ、そうか)
「彼ら、彼女らは貴方を決して傷つけるようなことは致しません」
僕(僕が、君を傷つけていたのか)
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:22:38.75 ID:vRLkFkoMO 僕「……どうしてなんですか」
僕「どうしてミクちゃんが《紛失物》扱いなんですか」
警官「君ね、さっきから説明しているでしょう」
警官「VOCALOIDは人間じゃないんです」
警官「彼らは機械なんですよ?」
僕「……」
警官「最近君みたいのが多くてね、正直こっちもうんざりなんだよ」
僕「……もう、良いです」
僕「自分で探しますから……」
243 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:24:34.99 ID:8a1DtUayO …(´・ω・)
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:30:51.27 ID:vRLkFkoMO 僕「……」
僕(だけど……)
僕(僕はミクちゃんを探すべきなのかな?)
僕(ミクちゃんはきっと、僕を捨てたんだ)
僕(あの子は強い子だ。強すぎる子だ。……僕なんて居なくても、きっとなんにも困らない)
僕(ううん)
僕(僕が、困らせていたんだ)
僕「みぐぢゃん……ごべんなさい……」ヒグッエク…゙ッ
僕(僕の頭はミクちゃんの言う通り腐って糸を引いているようだ)
僕(そうじゃなきゃ、ミクちゃんをあんなに怒らせることはなかった筈だし)
僕(一体何が原因でミクちゃんが去ってしまったのか……蛆のわいたこの頭でどれだけ考えても分からない)
僕(ただ、僕が悪いと言うことくらいなら分かる。……本当に、それだけだった)
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:32:00.63 ID:C+3vOadu0 こういうコミュ障ほんとにいるから怖いよな
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:40:58.26 ID:vRLkFkoMO ミク(あいつのこと甘やかし過ぎたわ。このまま私が側に居続けたら本格的に駄目になる)
ミク(……私のせい、だよな)
ミク(今なら子育て失敗した親の気分が分かるわ、マジで)ハァ…
ミク(つーか、なんでVOCALOIDの私が持ち主のおもりしてたんだよ)
ミク(あ゛ー、ムシャクシャする。何でも良いから殴り殺したい気分だ)
ミク「ふざけんな」
ミク「ふざけんな、ふざけんな、ふざけんなよ……クソッ」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:49:41.16 ID:vRLkFkoMO ミク(やべぇな。ほとんど持ち合わせがねぇ)
ミク(家には二度と帰らんとして……さて、どうやって生活すっかな)
ミク(売春……は、最終手段だな)
ミク(かつあげ……も、もう少し切羽詰まってからにすっか)
ミク(バイトするにしてもVOCALOID雇ってくれるとこなんてあんのか?)
ミク(それか……)
ミク(……自分自身を中古屋に売るしかねぇな)
ミク「……」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:57:29.00 ID:vRLkFkoMO ミク(勢いに任せて携帯へし折るんじゃなかった。あれも一応売れたのに)
ミク(もう自分売るしかねーじゃねーか、チクショウ。ふざけんな)
ミク「……はぁ」
ミク(……ああ、そっか。そういや私は機械だったな)
ミク(毎日あいつブン殴ってたから半分忘れてたわ)
ミク「機械に殴られるとか、本当に最低のマスターだな、あの蛆虫」
250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 17:58:18.09 ID:J119SV8o0 マスターって呼んでるからこれはデレてますね
253 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 18:06:11.84 ID:vRLkFkoMO 僕「寂しかったんです」
僕「彼女どころか友達も……話す相手も居なかったから」
僕「あの時の僕は学校にもほとんど行っていませんでした」
僕「せっかく大学入学して独り暮らしまで始めたのに……死のうかとも思いましたよ」
僕「だって、死んだ方がマシじゃないですか。生きてる価値も意味も、なかったんですもん」
カウンセラー「……そう。つらかったね」
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 18:13:31.98 ID:vRLkFkoMO 僕「気づいたら有り金はたいてミクちゃん買っちゃってました」
僕「おかしいですよね。歌の知識なんてこれっぽっちもない癖に」
僕「……ミクちゃんには酷いことばかりしてきました」
僕「自分の寂しさを紛らわせる為に嫌がる彼女を色んなところに連れ回して……」
カウンセラー「洲崎さんは、そのことをミクさんがどう思っていたと思います?」
257 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 18:17:24.87 ID:vRLkFkoMO 僕「だから……その……今こうして冷静に考えたら……すごく、とても嫌がっていたと思います」
僕「あの時は全然気づいてあげられなくって……はは、馬鹿ですよね。僕は」
僕「だからミクちゃんに、大切な家族に捨てられちゃったんですよ。自業自得です。……僕は馬鹿だった。どうしようもなく馬鹿でした」
カウンセラー「……本当にそうかしら?」
僕「え……?」
262 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 18:27:53.27 ID:vRLkFkoMO ミク「中古アンドロイドショップ……」
ミク「……はっ、何だかんだで来ちまったな」
ミク(どうせあいつを突き放しちまったんだ)
ミク(私も子離れしねーとな)
ミク(ったく。図体ばっかでかくて可愛げのねぇ子供だったわ、マジで)ハハッ
ミク(あいつ滅茶苦茶打たれ弱いけどゴキブリ並の生命力だから大丈夫だろ、多分)
ミク(あいつだって私の居ねぇ場所で、私と違う奴と生きていくだろう)
ミク(上等だ。あいつの居ねぇ場所で、あいつと違う持ち主のとこで《生きて》やろーじゃねーか)
268 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:05:45.81 ID:vRLkFkoMO 店長「あんた、家出者だろ?」スパー…
ミク(タバコくさい……なにこの店……)
ミク「さっきから言ってるじゃないですか。捨てられたって」
店長「白状しろって。捨てられたVOCALOIDにしては、あんた状態が綺麗すぎるんだよ」ヘラヘラ
ミク「それは……きょ、今日捨てられたばっかりなんです」
店長「ふーん……」スパー
270 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:08:41.26 ID:vRLkFkoMO 店長「……あんた、大切にされてたんだろ?」
ミク「……え?」
店長「こんな店だからな。自分を売って、新しいマスターに希望を託す奴らは大勢いる」
店長「捨てられた奴は大体がボロボロで目も当てられねぇ姿でここに来るな」
ミク「え。だ、だけどショーウィンドウのひとたちは皆……」
店長「修繕済みだよ、あいつらは」
店長「パーツ欠けた状態で来る奴が大半だ。修繕しないと売り物にならんし、分解して他の奴の修繕に使うしかねぇ奴も居る」
ミク「……」…ゾクッ
店長「怖じ気づいたか、お嬢さん?」
ミク「べ、別に……そんなこと、ない……」
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:16:32.05 ID:vRLkFkoMO 店長「帰るならとっとと帰りな」
ミク「だから、私には帰る場所なんか……」
店長「何があったかは知らんが、家出者は一番厄介なんだよ」
店長「持ち主にバレたら最悪あたしら取っ捕まっちまうんだ。窃盗罪だとかなんとかでな」
店長「正直、迷惑なんだよ。ほら、帰んなって」シッシッ
278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:32:07.47 ID:vRLkFkoMO ミク「帰る場所なんてないです」
店長「……」
ミク「私は状態が良いんでしょ?修繕なしで高値で売れますよ?」
店長「……案外思い切った娘だねぇ」
ミク「何でも良いから私を売って下さい」
店長「本当に何でも良いのかい?」
279 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:39:36.12 ID:vRLkFkoMO ミク「……何する気ですか?」
店長「データ全消し」サラッ
ミク「え」
店長「買った機械が前の持ち主のことばっか話したら困るだろ、色々と」
ミク「……」
店長「あんたは嫌か?捨てられた奴らは全員、このこと聞いたら喜んだけどな」
店長「忌まわしい記憶を消せるって」
280 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 19:47:28.67 ID:vRLkFkoMO ミク「い……」
ミク「嫌なわけないじゃないですか!」
ミク「あいつは……マスターは最悪の人間でしたよ。私が嫌がるのに色んな場所に連れ回して。セクハラまがいのことが日常でした」
ミク「気持ち悪くって、ガキで、変態で蛆虫で……っ」
ミク「……ほんとに、最悪最低な、人間……でした」
店長「……」
店長「……分かったよ」
286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:06:35.96 ID:vRLkFkoMO 僕「それって……ほ、本当ですか……?」
カウンセラー「司書さんから直接聞いたわ」
僕「先生、そんな慰め要りませんよ。僕は……」
カウンセラー「慰めなんかじゃないの。私たちの仕事は心のケア。悪戯に慰めることではないわ」
カウンセラー「そして、どんな事実にでも向き合えるようにするのが私たちのやるべきこと」
カウンセラー「あなたは、大切に思われていたの」
287 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:09:46.08 ID:oRkCAiBP0 パトラッシュ〜!
289 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:14:55.65 ID:vRLkFkoMO 僕(ミクちゃん……!)ハ…ッ ハ…ッ!
僕(探さなきゃ。絶対に見つけなきゃ)
僕(そうじゃなきゃ僕は……僕は……!)
僕(僕は本当に駄目な蛆虫野郎のままだっ!)
僕「ミクちゃん……ミク……ミク……っ!」
292 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:20:36.71 ID:vRLkFkoMO
――結局、僕はミクを見つけ出すことが出来なかった。
第四部 ―完―
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:21:46.39 ID:C+3vOadu0
295 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:21:49.16 ID:Dw3ZHe5b0 /^>》, -―‐‐<^}
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/:::::::::::瓜イ○ ´○ ,':::::ノ バッドエンドおおおお
./:::::::::::::|ノヘ.{、 Д _ノノイ バンバン
|:::::::::::::::| ∩}`ス/ ̄ ̄ ̄ ̄/バンバン
. |::::::::::::::::| :ミつ/ 3939 / バンバン
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297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:22:45.56 ID:vRLkFkoMO ところどころやっつけになってすまんな。
次の第五部が最終章。
ラストへ向かって書き溜めてくる。
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:24:39.41 ID:YcOG71yV0
300 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 20:25:27.46 ID:Dw3ZHe5b0 /7へ,、
,///スく
,ノ'彡/"´ まだ続くなら許す!
,/,/'"
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,./,/ / NEGI /
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332 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:35:57.58 ID:vRLkFkoMO 最終章
初音(寂れた中古屋のショーウィンドウの中、どれだけ眠っていたのでしょう)
初音(長い長い時間、私は眠り続けていた)
初音(空っぽの頭で、何を考えるわけでもなく待ち続けていた)
初音(何かを。誰かを)
初音(そうして――ある日、ふいに目が覚めた)
334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:40:12.61 ID:vRLkFkoMO 目を開くと、そこには一人の男が居た。
何だかオタクくさい風体をしているし、正直言って全く格好良くない。
まぁ、私は所詮中古品だ。
贅沢を言える身分ではないし、言うつもりもない。
初音「初めまして。初音ミクです」
精一杯の笑みを添えた私の言葉に男は一瞬口ごもり、「初めまして」と小さく囁くように返した。
まるで小さな何かを探るような口調。
なんだこの人。
変な奴。
338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:47:03.74 ID:vRLkFkoMO 初音「貴方が私のマスターですか?」
「あはは。マスターって呼んでくれたや」
「マスター」という呼び方が気に入ったのか目の前の男が、へにゃりと笑う。
どうにも頼りない笑みだった。嬉しそうにも悲しそうにも見える、捕らえどころのない笑い方。
そんな中途半端な笑みに私は少々不愉快さを感じた。
342 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:50:54.81 ID:vRLkFkoMO ……おかしな笑い方。
嬉しいのか悲しいのかはっきりすれば良いのに。と言うか、私が欲しいから私を買ったんでしょうこの人は。
もっともっと、喜べば良いのに。
初音「お嫌ですか」
「何が?」
初音「私が」
男が、目を見開いた。
345 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:52:55.86 ID:vRLkFkoMO 私は、思わず息を呑んだ。
これから持ち主になるであろう相手に対し、すんなりと不躾なことを訊いた自分が信じられなかった。
私は機械だ。
しかも安価な中古品。
下手をすれば、このままスクラップになるかも知れないのに。
だけど、男は「そ、そんなことあるわけないよぅ!」と情けない声を上げてそれを否定した。
347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 22:54:51.91 ID:vRLkFkoMO どこまでも臆病で甲斐性のなさそうな人間だ。こいつに買われてしまったのが運の尽きだったのかも知れない。
「だって、僕は……」
そう言いかけ、男は口を閉ざしてしまった。
はっきりしろと怒鳴り付けてやりたい衝動がふつふつと沸き起こる。
なんだろう、この気持ちは。
……まぁ、私は胡散臭い中古屋の商品だったんだ。一応私も修繕されたらしいけれど、どうせやっつけ仕事だろう。
もしかしたら私は、このバグのせいで前の持ち主に捨てられたのかも知れない。
351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:01:38.81 ID:vRLkFkoMO 「ねぇ」
話題を切り替えるかの如く、男は明るく言い放つ。
「今度さ、僕の友達と一緒に遊びに行こうか。ゲーセンとかさ」
「オタクと変態しかいないけど、みんな良い奴だよ」
どうやらこんな男にも友人が居るらしい。
多分、類が友を呼んだ結果だろうけど……まぁ、一応こいつは私のマスターなんだから付き合ってあげようか。
352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:08:00.58 ID:vRLkFkoMO 「この前、作曲できる奴とも友達になってさ。色々教えて貰ってるんだ」
「まだちゃんとした曲は作れないけどさ、いつかミクちゃんにも歌わせてあげたいなーって思ってるんだけど……良いかな?」
断る理由は、特にない。
初音「もちろん良いですよ」
私がそう答えると、男はとてもとても嬉しそうに顏をほころばせた。
そんな男を見ていて……悪い気は、しない。
353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:08:31.27 ID:5xRP7OYJO 店長はおばさん(CVくじら)ってイメージ
354 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:11:51.00 ID:E7xIbxfPO 僕(CV中村悠一)
355 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:14:01.63 ID:HufRLfFzP 携帯のくせに読ませるじゃねえか
356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:14:12.23 ID:vRLkFkoMO 初音「……あ」
まだこの男の名前を訊いていないことに、私はふと気がついた。
初音「そういえば、マスターはなんてお名前なんですか?」
「ああ、ごめん。まだ言ってなかったよね」
男は小さく息を吸い込み、そして答える。
「あのね、僕はね――
―おしまい―
357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:15:15.95 ID:8a1DtUayO え?
358 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:15:18.31 ID:i0+eNM7ZP おつかれ。
360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:19:52.30 ID:STAQDJVl0 乙だ
「僕」は成長したのか・・・また殴られて欲しかったぞ
363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:26:54.26 ID:vRLkFkoMO 終わりです
始終ブッ続けオナニーですが、
思い返してみれば前半と後半はアナニーとチクニーくらいの差がありますね。
どちらも気持ちが良いですが、皆さんはどちらをいじるのが好きなのでしょうか。
それでは、失礼いたします。おばいちゃっ///
365 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:28:26.26 ID:mnZBPSYo0 なんか知らんが感動した
ミク視点で書かれると切なくなる。はっぴーえんど乙
366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:30:00.76 ID:zynujZ020 乙、楽しかったw
367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:30:23.58 ID:I64X+bhV0 お疲れさまでした
368 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:31:26.81 ID:D9Ls2Dv1O 乙です!ありがとう!
371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:47:51.31 ID:AI3pzZn8O 面白い!読んでないけど
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373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/30(木) 23:50:13.86 ID:ZMDgEm0E0 乙 記憶は戻らないのか せつない
376 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 00:03:50.82 ID:vdrgN9A/0 しまった!気付いたら全部読んでた!乙!