代理通信将棋 "木偶の坊 with CSAサーバ"


「木偶の坊 with CSAサーバ」は通信機能を持っていない市販の将棋ソフトと通信するためのプログラムです。 通信機能はCSA protocolです。デバッグ用の機能が多くついたままなので、操作には注意が必要です。
このプログラムの中身は、市販の将棋ソフトの画面を監視して変更点を調べ、マウスやキーボードのニセの入力を与えてやる事とCSA protocolのサーバです。
主に将棋ソフト開発者向けのソフトです。
以下のソフトに対応します。が、Windows7+激指12以外については動かなくなっているかもしれません。

目次

準備
操作
将棋ソフトの設定

準備

使用するには、「対応する将棋ソフト」(後述)と「CSA通信可能な将棋ソフト」(将棋所+エンジンなど)が必要です。 また、できれば2台のPCで使用するのが望ましいですが、1台でも対局可能です。

2台のPCで対戦させるには?

HUB を介して接続するかクロスケーブルで直接繋ぐなどして2台のPC間で TCP/IP で通信できるようにしてください。 片方のPCに「本ソフトが対応する将棋ソフト」と「木偶の坊(with CSAサーバ)」をインストールし、 もう片方のPCに「CSA通信可能な将棋ソフト」をインストールします。

1台のPCで対戦させるには?

対戦させる将棋ソフトの相手の手番で考える機能をオフにしてください。

一般的な注意!

設定の考え方

このプログラムはWindowsの画面の変化から将棋ソフトの指し手を判断するので、判断を間違うような設定を極力排除します。 たとえば、アニメーション(移動の途中の座標と勘違いする可能性あり)、指した手を強調、移動可能場所の表示、音声(タイミングがずれる)などはオフにします。 駒のフォントはそれぞれの駒の違いがはっきりしているほうがいいでしょう。

操作

まず、「対応する将棋ソフト」を起動します。 必要な将棋ソフトの設定をした後、一度終了させ、再度将棋ソフトを起動します。 その後、「木偶の坊(with CSAサーバ)」を起動します。 ここで、次の警告が出た場合(画像はWindows XP)は「ブロックを解除する(U)」を選択してください。
セキュリティ警告
そして、画面の中で将棋ソフトと木偶の坊のウィンドウが重ならないように位置を調整します。
次に、「CSA通信可能な将棋ソフト」を起動します。 接続先に「木偶の坊(with CSAサーバ)」のPCを指定して、通信対局をするように動かします。
具体的には将棋所であれば「サーバ通信対局(floodgate)」で2台で動かす場合は接続先をIPアドレスにし、 1台で動かす場合は「localhost」とします。 このとき、「木偶の坊(with CSAサーバ)」が設定のダイアログを出すので、1回「対応する将棋ソフト」を一番前面にしたあと、 ダイアログの設定をして「OK」を押すと対局が始まります。 「OK」を押した後はPCの操作はしないようにします。
木偶の坊設定
このダイアログで設定する内容は以下の通りです。

将棋ソフトの設定

激指

東大将棋

銀星将棋

AI将棋

川端将棋

CSA将棋(Bonanza)